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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2019~生涯学習論演習ILifelong Leraning Practice I
4
通年

川口 仁志

1.サブタイトル Subtitle
The History of Modern Japanese Education, 2009(初版) を読む
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
指導教員の教育・研究指導と、専攻分野に関する学識とスキルを修得し、教育・研究機関、企業、組織などにおいて教育・研究者、高度専門職業人、指導的人物として必要な能力を発揮できる人材の養成を目指す。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
この授業で教科書として取り上げる文献(英文)は、Benjamin Duke の著作である The History of Modern Japanese Education : Constructing the National School System, 1872-1890 です。この著作は、近代日本の学校制度がどのように形成されてきたのかについて論じた著作です。西洋の視点に立ったとき、日本の近代教育の形成過程がどう理解されるのかについて、とくに現代の生涯学習論とのかかわりに着目しながら考えてみたいと思います。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
前期の授業は、教科書を日本語に翻訳しつつ、議論をしながら進めます。後期の授業でも、やはりこの教科書を日本語に翻訳し、議論をしたいと思います。1年間を通して、割り当てられたかなりの分量の英文を日本語に翻訳しておくことが必要になります。
 教育について英語で記述した文献について、そこで用いられている用語について理解しつつ、全体として何を述べようとしているのか、なぜそのことが問題だったのかについて検討します。また、最終試験では、基本的な英文読解力と、生涯学習についての洞察力が問われます。
 授業の流れは以下のようなものになります。
第1回目 授業の目的・内容・方法等の説明
第2回目 発表・ディスカッション(1)The Aims of Education for Modern Japan
第3回目 発表・ディスカッション(2)The Feudal Foundation of Modern Japanese Education
第4回目 発表・ディスカッション(3)Education of the Samurai in Tokugawa Schools
第5回目 発表・ディスカッション(4)Education of the Samurai in the West
第6回目 発表・ディスカッション(5)The Meiji Restoration
第7回目 発表・ディスカッション(6)Reemergence of Tokugawa Schools
第8回目 発表・ディスカッション(7)The First Decade of Modern Education
第9回目 発表・ディスカッション(8)The Gakusei
第10回目 発表・ディスカッション(9)The Iwakura Mission
第11回目 発表・ディスカッション(10)The Modern Education of Japanese Girls
第12回目 発表・ディスカッション(11)The Modern Japanese Teacher
第13回目 発表・ディスカッション(12)Implementing the First National Plan for Education
第14回目 発表・ディスカッション(13)Rural Resistance to Modern Education
第15回目 前期のまとめ 
第16回目 後期授業の内容・方法等の説明
第17回目 発表・ディスカッション(14)The Imperial University of Engineering
第18回目 発表・ディスカッション(15)Pestalozzi to Japan
第19回目 発表・ディスカッション(16)Scientific Agriculture on the Japanese Frontier
第20回目 発表・ディスカッション(17)Puritan Christianity on the Japanese Frontier
第21回目 発表・ディスカッション(18)The Philadelphia Centennial
第22回目 発表・ディスカッション(19)The Second National Plan for Education
第23回目 発表・ディスカッション(20)The Second Decade of Modern Education
第24回目 発表・ディスカッション(21)Reaction against the Western Model
第25回目 発表・ディスカッション(22)The Imperial Will on Education
第26回目 発表・ディスカッション(23)The Third National Plan for Education
第27回目 発表・ディスカッション(24)Education for the State
第28回目 発表・ディスカッション(25)The Imperial Rescript on Education
第29回目 発表・ディスカッション(26)Western Science and Eastern Morality
第30回目 まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
The History of Modern Japanese Education: Constructing the National School System, 1872-1890
Rutgers Univ Pr
Benjamin C. Duke(著)
9780813569666
2014
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
Mt. Fuji from Our Window: A Forty-year Adventure at the International Christian University
Iuniverse Inc
Benjamin C. Duke(著)
9781450247849
2010
2
Education and Leadership for the Twenty-First Century : Japan, America, and Britain
Praeger Pub
Benjamin C. Duke(著)
9780275939861
1991
3
Ten Great Educators of Modern Japan: A Japanese Perspective
Univ of Tokyo Pr
Benjamin C. Duke(著)、Edwin O. Reischauer(著)
9780860084426
1990
4
The Japanese School: Lessons for Industrial America
Praeger Pub
Benjamin C. Duke(著)
9780275920036
1986
5
Japan's Militant Teachers; A History of the Left-Wing Teachers' Movement
Univ of Hawaii Pr
Benjamin C. Duke(著)
9780824802370
1973
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books

7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
毎回の授業が開始されるまでに、相当の時間を割いて翻訳を完了しておく必要があります。翻訳は、毎回の授業で割り当てられますので、翻訳文をプリントにして準備しておいてください。
2.0 時間
授業のなかでおこなわれた翻訳文の吟味をふまえて、基本的な用語の意味するところを理解できているか、文章全体として伝えようとしていることを理解できているか、確認をしてください。
2.0 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
学期末試験の採点後、授業のなかで模範解答を示し、理解の不充分だった点についても確認をおこないます。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
翻訳の課題を確実にこなしているかどうか(80%)、教科書の中で問題になっているテーマについて主体的に考え、積極的に議論に取り組んでいるかどうか(20%)で評価します。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
19世紀初頭、近代化を進める日本において、学校教育制度が形成される過程を検討し、生涯学習論の視点から、当時の学校教育の普及がどのように位置づけられるのかについて説明することができるようになる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
遅刻や欠席をしなければならないときは、事前に理由を明らかにしてください。事由不明の欠席や遅刻については、原則的に認めていません。翻訳は骨の折れる作業ですから、かなりの時間を費やす必要があることも、覚悟しておいてください。


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