1.サブタイトル Subtitle |
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2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy |
| 【知識・理解】企業活動を理解・説明するための専門知識を身につけることができる。
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3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course |
| 地域ブランドとは、その地域が独自に持つ歴史や文化、自然、産業、生活、人のコミュニティといった地域資産を、体験の「場」を通じて、精神的な価値へと結び付けることで、「買いたい」「訪れたい」「交流したい」「住みたい」を誘発するまちと定義できる。地域ブランドの構築とは、こうした地域の有形無形の資産を人々の精神的な価値へと結び付けることであり、それによって地域の活性化を図ることである。 地域ブランドづくりは、名産品特産品づくりではなく、「買いたいものがあるまち、訪れ滞在したいまち、交流したいまち、そして住みたいまち」である。すなわち、地域ブランドは総合的な体系であって、単なるブランド品の構築ではないことを認識する必要がある。 そこでは、中央に対する地方(Local)という平板な概念から脱却し、その地特有の自律性(Autonomy)と統合性を含意する地域(Region)の発想が求められる。元来、住民(Inhabitant)の語源は慣習(Habit)と密接な関係があり、「慣習の中に入る(In)」という社会的行為は定住が前提となる。「そこで生まれて、そこで死ぬ、だからそこを良くしよう」という住民の意思と愛着が長い時間をかけて自律性のある地域文化を醸成する。地域ブランドの構築は、その文脈に沿って計画されることで魅力度を増していくのである。
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4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline |
| 第1回目 地域ブランド・マネジメントの視点 第2回目 地域ブランドの計画プロセス 第3回目 地域ブランドの評価と目標設定 第4回目 地域ブランド・コンセプトの開発 第5回目 地域ブランド資源としての地域産品 第6回目 地域ブランディングのマネジメント技法 第7回目 地場産業の復興 第8回目 地域文化の求心力 第9回目 集客動員産業としての観光 第10回目 6次産業化と中山間地域 第11回目 次世代農業ビジネスと植物工場 第12回目 グローバル競争下における地域ブランド 第13回目 地域ブランドの国際戦略 第14回目 地域活性化のコミュニケーション戦略 第15回目 まとめ
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5.利用教科書 Textbook(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
1 | | | | | |
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6.参考書 Reference Book(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
1 | | | | | |
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3 | | | | | |
4 | | | | | |
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※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books |
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7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class | 時間 |
| 予習:次回の授業内容を確認し、その範囲の専門用語の意味を調べ理解しておくこと。
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| 復習:授業後にノートなどを見ながら内容を復習し、授業で出された課題があればそれをすること。
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8.フィードバック Instructor Feedback |
| 課題提出などについては学期中に指示を出し、そのフィードバックについては講義のなかで解説する。
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9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation |
| 期末試験および課題提出(60%)、出席状況(40%)を基準として評価する。
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10.学習の到達目標 The Main Goals of Course |
| 1.地域ブランド・マネジメントの目標と枠組みについて理解を深める。 2.地域ブランドの資産‐価値‐魅力の関連性を分析する力を養う。 3.地域特有の自律性(Autonomy)と統合性を踏まえた地域活性化とは何かを考察する。
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11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students |
| 教科書は学期中を通じて随時活用していくため、講義時間には持参して下さい。 また、ノートの役割について、本講義では黒板の文字を書き写すだけでなく、書きながら考え、疑問に思ったことをメモする思索のプロセスを大切にして頂きたい。
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