1.サブタイトル Subtitle |
| 物流(国際物流)からロジスティクス、SCM(Supply Chain Management)へのシステムの高度化とグローバル化
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2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy |
| 学位授与方針(ディプロマ・ポリシー):物流論を通して、企業や組織など社会で活躍するため経営学部卒業生として備えていなければならない知識と技能などを培い、今日のグローバル化、情報化した社会に適応できる人材となり、また、キャリア意識を高めて自己の職業観を明確に地域社会や企業における有為の存在となる。
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3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course |
| 「物流」は「影の基幹産業」と言われ、私たちの豊かで便利な生活を支えています。コンビニエンスストアでは、いつ行っても欲しいモノがありますし、通信販売(アマゾン、楽天など)では、買いたい「モノ」を情報ネットワーク上で見つけ、電子的にお金を払うと翌日にはモノが届きます。しかし、モノが「ある」、「届く」仕組みについてはあまり知られていません。その仕組みが「物流」で、国際間で行われる「国際物流」は「貿易取引」の1つの機能です。
流通は、「商流」と「物流」から構成されていますが、どちらが欠けても成り立ちません。製造業や流通業など、モノを生産したり、工場から市場にモノを移動させたりして利益を得る企業にとって、物流は経営の効率化の点からも重要視されています。物流の高度化である「ロジスティクス」は、「企業や系列企業の活動を基本として『調達-生産-販売-物流』といった経営管理の業務のプロセスを『一貫したモノの流れ』という側面から見て、その最適化をはかること。さらに、企業全体の活動の最適化を行うこと。」と定義されています。すなわち、物流はユニットロード化や情報・通信システムの影響を受けて高度化し、マネジメントと融合することで企業経営の効率化に大きく貢献しているのです。
自動車、衣類、雑貨など私たちの日常生活品だけを見ても日本は世界中から輸入しています。また、日本で生産した素材や部品が一旦外国へ輸出され製品として日本に帰ってくる(逆輸入される)モノもたくさんあります。モノ作りには原料から部品、製品を作る分業工程(工場)があり、物流や情報・通信システムが高度化、普及した今日では、これら工程が世界中に最適配置(分散)され国際物流のネットワークで連結されることで世界規模の生産と消費が行われています。
この授業では「物流と分業」をテーマに、「物流、情報・通信システムの高度化と普及」、「財やシステムの国際的な標準化」、「貿易と投資の規制緩和」などを背景に、企業が物流を利用しながらどのように経営の拡大とグローバル化、効率化を行うかについて学びます。
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4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline |
| 第1回目 イントロダクション 第2回目 物流とは、国際物流とは 第3回目 物流と企業経営、経営資源 第4回目 物流の構成要素(輸送、保管、荷役、包装、流通加工) 第5回目 物流の構成要素(物流情報、リスクマネジメント、貿易管理) 第6回目 物流と情報・通信システム 第7回目 経営環境の変化と物流 第8回目 物流システムの高度化(物流整備の段階、物流システム化の段階、ロジスティクスの段 階、 SCM(Supply Chain Management:供給連鎖管理)の段階) 第9回目 物流システムとターミナル(港湾、空港など) 第10回目 物流システムの高度化とグローバル化 第11回目 国際物流システムと貿易取引 第12回目 物流システムと分業(工程間分業、ネットワーク型分業など) 第13回目 物流システムとその業務 及び 当事者(利用運送事業、3PL:3rd Party Logistics、4PLなど) 第14回目 物流と経営戦略 第15回目 まとめ
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5.利用教科書 Textbook(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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6.参考書 Reference Book(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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5 | この1冊ですべてわかる 物流とロジスティクスの基本 |
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※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books |
| 教科書は最初の授業で指示します。 必要に応じてプリントを配布します。
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7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class | 時間 |
| 予習:授業最初に配布した資料を積極的に読んで、質問点などを見つけてください。
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| 復習:受講した内容をもう一度参考書や辞書などを用いて確認してください。
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| その他:提示してある参考書など、物流に関する本や資料を広く読んでください。
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8.フィードバック Instructor Feedback |
| 小テスト・レポート・感想文など:ポータルに模範解答を示し、教室で解説します。 最終試験:ポータルに模擬解答を示します。
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9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation |
| 最終試験(60%)、小テスト・レポート・感想文など(40%) 内容の区切りで、適宜、小テストやレポート作成、感想文作成などを行います。 (遠隔授業になった場合など、小テスト・レポート・感想文などが適切に行えない場合は、最終試験を100%として対応します。) 遅刻、欠席は特段の事情がない限りしないこと。
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10.学習の到達目標 The Main Goals of Course |
| 物流と企業(製造業、流通業など)の経営活動との関係について理解します。 企業で特定の業務に従事した場合、その業務がどのように他の業務と関係するかについて学びます。 製造業、流通業(モノを生産したり、工場から市場にモノを移動させたりして利益を得る企業)などにおいて、物流を中心とした経営の全体最適化を学びます。
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11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students |
| 流通、生産システム、マーケティング、財務会計、貿易などの関連の授業を履修しておくと理解しやすいと思います。
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