1.サブタイトル Subtitle |
| 「科学革命」の科学史:天動説から地動説への世界観の転換
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2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy |
| ①関連する学位授与方針 ディプロマ・ポリシー 【全学共通科目】(1)幅広い分野の叡智を学び、深い教養を身につける。
②関連する教育課程編成・実施の方針 カリキュラム・ポリシー 【全学共通科目】教養教育科目 大学生として、また一市民として必要な、基礎的な教養やスキルを習得する。
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3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course |
| テーマ:現代の我々の生活のなかに浸透し、その存在が自明視されている「近代科学」、および、近代科学が持つ科学的世界観について、その成立の歴史について解説する。
目的:近代科学の成立についての歴史を理解する。これらの知識は、現在存在する科学・技術を自明視せず、その来歴や背景を批判的に理解するためにも必要な教養である。
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4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline |
| 天動説受容期から、地動説への転換期、17世紀近代科学の成立期までの科学革命期を取り扱う。各時代での代表的な理論や概念の紹介のほか、各時代の思想的‐社会的背景や世界観をめぐる論争等を検討することで、この変遷が単なる理論の変化ではなく、世界観や社会じたいの変化でもあったことを示していく。
1.「科学革命」という概念の概説、おおまかな時代区分・地理の確認 2.「パラダイム」概念と「科学革命」、天動説パラダイムの構成要素 3.アリストテレスの自然哲学 4.プトレマイオス体系と当時の天文学 5.中世における大学の誕生と、そこでの天文学と自然哲学 6.古代の宇宙論、自然観のまとめと振り返り 7.コペルニクス『回転論』の背景と受容 8.ティコ新星と宇宙の再発見 9.ガリレオの望遠鏡と『星界の報告』 10.ガリレオ『天文対話』と地動説 11.ケプラー惑星三法則、天体物理学の誕生 12.デカルトの宇宙論 13.ニュートンによる天地の統合 14.まとめ 15.「科学革命」前後の連続と断絶;まとめとふりかえり
*受講者の関心や授業の進捗状況によって、内容や順番が変更になることがある。 *講義形態や履修者数の関係で、14回目に最終テストを行う場合もあります。その場合には、15回目に最終テストの解説と全体のまとめを行います。
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5.利用教科書 Textbook(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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6.参考書 Reference Book(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books |
| 各回ごとに教員が、資料と参考文献表を準備します。教材の配布・入手方法については初回講義のさいにも説明しますが、moodleを利用する予定です。初回については教員が印刷した教材を持参して配布しますが、2回目以降は各自がMoodle上から教材をダウンロードして印刷し授業に持参してください。
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7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class | 時間 |
| 予習:次回のテーマ、扱う人物、概念等にかんして確認し、キーワードや専門用語を調べておく。事前に資料配布があった場合には、目を通して概要をつかんでおく。
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| 復習:授業の配布物、ノート等をみて、その回の重要事項を確認する。授業中に参考書やサイトの紹介があった場合には、参照しておく。復習のための資料やワークシートが配布された場合には、それを読みながら、ここまでの流れをまとめなおす作業をしておく。小テストがあった場合には、わからなかった部分を復習しておく。
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8.フィードバック Instructor Feedback |
| 授業時間内に実施するテストは、その前後の授業回のなかで、解答例・解答のポイントを説明する。 最終試験は、試験実施後の講義中に解説を行う。あるいは、試験実施後にMoodleにて、解答例・解答のポイント・配点・採点基準等を公開する。
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9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation |
| ・授業時間内または授業時間後にMoodle上で実施するテストの結果+平常点50% ・学期末に行う最終試験の結果50%
*授業時間内および授業後に実施するテストは、授業内容の理解度・定着度をはかる目的で実施する。 *最終試験は各概念や理論の正確な理解に加え、それら知識を用いながらひとつの問題や事象に対する様々な立場の存在とそれら諸立場のあいだの相違を捉えることができているかをはかる目的で実施する。最終試験の形式については授業時間内にアナウンスする。
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10.学習の到達目標 The Main Goals of Course |
| 幅広い分野の叡智を学び、深い教養が身についている。
本授業における「教養」の具体的内容に即した到達目標は以下の通り。 ・17世紀近代科学成立の歴史や、その前後での世界観・自然観の相違を理解している。 ・近代科学の背景にある科学的世界観の概要や、その社会的影響、技術的影響について理解している。 ・科学や技術にまつわる問題についての基礎的な判断力の土台となる近代科学の成立についての知識を持っている。
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11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students |
| いわゆる理系的知識は前提としません。
質問等はオフィスアワーまたはメールにて対応。 教員のオフィスアワーとメールアドレス等は、初回授業時にお知らせします。
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