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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2012~民法II(物権)Civil law II : Property law
4
前期
月曜日3時限
木曜日1時限
渡辺 幹典

1.サブタイトル Subtitle
物権法・担保物権法講義
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
【法】
①法律又は政治に関する専門用語を用いて書かれた文章の内容を正確に理解することができる者。
②法律又は政治に関する専門用語を用いて述べられた発言の内容を正確に理解することができる者。

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
【法】
②法律又は政治に関する専門用語を用いて書かれた文章の内容を正確に理解することができる人材を養成するため、法学部専門科目を配置します。
③法律又は政治に関する専門用語を用いて述べられた発言の内容を正確に理解することができる人材を養成するため、法学部専門科目及び基礎演習科目を配置します。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
民法は私法の基本法であり、他の法律を学ぶために民法の知識が必要とされることも多い。本講義では、民法のうち物権法および担保物権法の仕組みとその内容について講義する。本講義を通じて物権法および担保物権法の各制度を理解し、基本的な論点について説明ができる知識を得ることを目的とする。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
基本的には民法の条文の順番に従って講義することになるが、説明の都合で若干順序を入れ替えることがある。できるだけ具体例を示しつつ、受講生が理解しやすいように説明していきたい。講義内容と関連する民法の他の領域の制度や特別法についても、適宜言及していく予定である。
また講義内容に関する受講生の理解度を確認するため、講義中の小テストを数回予定している。

第1回目  イントロダクション
第2回目  物権の性質、物権の効力、物権的請求権
第3回目  物権変動総論1(物権変動の意義、公示の原則と公信の原則)
第4回目  物権変動総論2(意思主義と形式主義、物権変動の時期)
第5回目  不動産物権変動1(登記と対抗要件、取消しと登記)
第6回目  不動産物権変動2(解除、相続)
第7回目  不動産物権変動3(取得時効)
第8回目  不動産物権変動4(第三者の範囲)
第9回目  不動産登記1(登記の推定力・公信力、仮登記)
第10回目 不動産登記2(登記手続)、動産物権変動
第11回目 占有の移転(引渡し)
第12回目 即時取得
第13回目 明認方法、物権の消滅、占有権1(占有権の意義、占有の成立と態様)
第14回目 占有権2(占有権の取得、占有の訴え、占有の消滅、準占有)
第15回目 所有権の意義
第16回目 相隣関係、所有権の取得
第17回目 共有、建物の区分所有
第18回目 地上権、永小作権、地役権、入会権
第19回目 担保物権総論
第20回目 抵当権1(抵当権の意義、設定、被担保債権の範囲)
第21回目 抵当権2(目的物の範囲、物上代位の意義・目的物)
第22回目 抵当権3(物上代位と債権譲渡・差押え、実行手続)
第23回目 抵当権4(法定地上権の意義・成立要件)
第24回目 抵当権5(法定地上権の成立に関する論点、一括競売)
第25回目 抵当権6(代価弁済、抵当権消滅請求、抵当権侵害、抵当権の処分)
第26回目 抵当権7(抵当権の消滅、共同抵当、根抵当権)
第27回目 留置権
第28回目 先取特権、質権
第29回目 非典型担保
第30回目 まとめ

*各回の内容については、変更することがある。
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
民法Ⅱ-物権[第4版補訂]
有斐閣
淡路剛久ほか
9784641159532
2019
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
コア・テキスト民法Ⅱ 物権法[第2版]
新世社
平野裕之
9784883842582
2018
2
コア・テキスト民法Ⅲ 担保物権法[第2版]
新世社
平野裕之
9784883842599
2019
3
物権法
成文堂
松岡久和
9784792327002
2017
4
担保物権法
日本評論社
松岡久和
9784535521858
2017
5
講義 物権・担保物権法 第3版
有斐閣
安永正昭
9784641138094
2019
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books

7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習:次回の講義内容に相当するテキストの該当箇所を読み、分からない専門用語については事前に意味を確認しておく。
4.0 時間
復習:講義後にテキストおよびノートを読み返し、理解できていなかった個所を参考書等で調べ、または教員に質問する。
4.0 時間


8.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
小テスト-テスト後に、正解を公表する。
最終試験-試験後に解答例および講評を、学内掲示板に掲示する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
最終試験で評価する(100%)。ただし、最終試験の点数に、講義中に行う小テストの成績に応じた加算点を合算したものを、最終的な成績とする。小テスト受験は単位取得のための必要条件ではないが、学習内容の確認のためにも受験を勧める。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
物権法および担保物権法の各制度および内容について、条文を参照して説明することができる。
講義で取り上げた物権法および担保物権法の論点について、問題となる点を説明することができる。
上記論点について、条文を用いて自己の見解を述べることができる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
六法(コンパクト版でよいが、最新版であることが望ましい)を、必ず持参すること。
講義内容に対する質問は、各講義の終了後に口頭またはメールで対応する。


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