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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2007~社会政策論 (1)Social Policy
2
後期
金曜日1時限
北井 万裕子

1.サブタイトル Subtitle
福祉と労働の経済学
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
教学に関わる3つの方針【経済学部経済学科】より、
・卒業認定・学位授与方針
6. 現代社会の抱える諸問題を経済学的な視点から考察し、専門的に解決することができる。
・校訓「三実」
1.「真実」の(1-b)生活の中で出会う問題について、経済学の知識を手がかりとして、あらたな知見を積極的に求める態度。

2. 教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)【経済】専門応用科目群・政策系統
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
社会政策は、私たちが資本主義社会の中で生活する上で抱える不安を取り除き、安心して暮らせるようにする社会のシステムです。それは、労働市場のルール(雇用関係システム)と社会保障制度の二つの領域に分けることができます。多くの人が労働市場に参加し雇用されることで生活していますが、雇用システムは働いて自立した暮らしをおくることを保障する制度です。一方で、社会保障制度は、リスクにさらされ、一時的あるいは永続的に労働市場に参加できない人々、例えば子供や老人、病気や貧困状態に陥った場合の生活を保障する制度です。この授業では、社会政策におけるこれら二つの領域の統一的な理解に向けて学び、自分たちが暮らす社会の制度について考えます。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回 イントロダクション(授業実施方法の説明、社会政策とは)
第2回 雇用関係と労働市場のルール
第3回 日本的雇用システム(現代における長期安定雇用とは)
第4回 雇用の流動化と多様化(正規雇用と非正規雇用)
第5回 労働条件(1):賃金決定、最低賃金
第6回 労働条件(2):労働時間
第7回 失業と雇用政策(失業の種類、雇用保険制度)
第8回 社会保障と再分配(社会保障制度とは、社会保険、財政)
第9回 医療保障(公的医療保険)
第10回 育児(少子化対策、保育サービス、ワーク・ライフ・バランス)
第11回 障害・介護(誰が障害者か、障害者政策、介護保険制度)
第12回 貧困(貧困とは、生活保護制度)
第13回 社会政策の歴史(1) 福祉国家の起源
第14回 社会政策の歴史(2)福祉国家の変遷、日本における発展
第15回 まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
日本の社会政策[改訂版]
ナカニシヤ出版
久本憲夫
9784779509773
2015
2
社会政策ー福祉と労働の経済学 [第2版]
有斐閣アルマ
駒村康平ら
9784641220584
2017
3
4
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
参考書(1を中心として)に基づくレジュメを配布する。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習:授業内容に関する事象やニュースについて、新聞やインターネットで情報を収集し、調べておく。
2.0 時間
復習:配布資料を用いて、授業でわからなかったことがなかったか確認し、疑問や気になったことについて考えてみること。また、授業中でわからなかったあるいは知らなかった用語については調べること。
2.0 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
授業内で課す講義内容の要約・質問等に関するフィードバックを、原則として翌週以降の授業時間中に実施する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
平常点40%(コメントカードの提出や受講態度など)、期末試験60%を基本として評価します。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
(1)社会政策における各制度、基本的な概念について理解し、説明できる。
(2)社会政策に関わる様々な問題に対して、自身の考えを持って議論できる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
必要に応じてゲストスピーカーを招く場合があるので、受講状況と理解度にあわせて授業進度を調整する。


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