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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2005~比較文学研究Comparative Studies in Literature
2
前期
月曜日4時限
湊 圭史

1.サブタイトル Subtitle
英語圏を中心とした多様な言語表現
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
①卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー) 【英語英米文学科】 2. 英米文化を中心として異文化に積極的な関心を持ち、それを何らかの行動に移すことができる。
②教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー) 【英語英米文学科】 3. 各専門領域への入門科目及び専門演習
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
英語圏(特にオセアニア)の文学を中心に多様な言語表現を紹介し、そこに近代から現代にかけての世界史的動向がどう反映されているかを検討する。主に、ヨーロッパ諸国による他地域の植民地化と各地域での独自文化の発展、以降のグローバルな人的移動による各地域の多文化化、そして、多様性とその反動である政治的自閉傾向が、文学や映画など文化的創作物においてどう表現されてきたかについて考えていく。世界の言語表現の多様性を知り、それを語る言葉を探すことで、現代社会を理解するための様々な枠組みを身につける。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
Week 1 オリエンテーション
Week 2 環太平洋英語文学に見る多様性① 植民地主義とナショナリズム
Week 3 環太平洋英語文学に見る多様性② 多文化主義への展開  
Week 4 環太平洋英語文学に見る多様性③ 先住民文化の再評価
Week 5 環太平洋英語文学に見る多様性④ 文化多様性の表現と反動的マジョリティ至上主義
Week 6 環太平洋英語文学に見る多様性⑤ 英語圏の文化表象としての「日本」
Week 7 環太平洋英語文学に見る多様性⑥ 日本人作家の描く英語圏社会
Week 8  鯨類文学から考える価値判断① 近代化・植民地化のなかの鯨類  
Week 9  鯨類文学から考える価値判断② 環境保護における「神獣」化
Week 10 鯨類文学から考える価値判断③ SF小説に見る鯨類
Week 11 鯨類文学から考える価値判断④ 先住民と鯨類
Week 12 英語圏の俳句と短詩の可能性① 英語圏への俳句導入
Week 13 英語圏の俳句と短詩の可能性② 現代における展開
Week 14 英語で文学表現する 英語俳句を書こう
Week 15 まとめ

① 毎授業、スケジュールを参照し、事前に積極的に関連情報を調べておく。
② ハンドアウトとスライドを用いて授業を進めます。学習する/した内容で興味をもったものについては,授業外でも書籍やネットなどで情報収集して知識を広めること。
③ 授業内ではグループワークをとり入れ、小グループでの議論を行う。積極的に発言し、グループに貢献すること。
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
オーストラリアのアイデンティティ:文学にみるその模索と変容
東京大学出版会
有満保江
9784130860307
2003
2
スラップ (オーストラリア現代文学傑作選)
現代企画室
クリストス・チョルカス
9784773814262
2014
3
オーストラリア文学にみる日本人像
東京大学出版会
加藤めぐみ
9784130860475
2013
4
ほら、死びとが、死びとが踊る: ヌンガルの少年ボビーの物語 (オーストラリア現代文学傑作選)
現代企画室
キム・スコット
9784773817119
2017
5
奥のほそ道
白水社
リチャード・フラナガン
9784560096291
2018
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
教科書はなし。ハンドアウトとスライドを使って授業を行う。課題提出はMoodleを用い、場合によってハンドアウト配布もMoodleを通じて行う。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習:次週学習項目の予備調査
1.5 時間
復習:学習事項のまとめ、および、関連情報の調査
2.5 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
提出課題は採点後返却するか、もしくは次週にクラス全体にまとめてコメントを行う。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
最終レポート 50%、グループワーク課題 20%、平常点 30%
・ 遅刻・居眠り・おしゃべり・その他不正行為、授業を妨げる行為は3度で1度の欠席とする(いずれも甚だしい場合は教室から退去を求め、欠席扱いとすることもありうる)。
・ 単位授与は全授業回数の3分の2以上の出席を必要条件とします(3分の2以上出席すれば単位をとれるということではない。休んだ分、成績評価でももちろん不利になるので注意すること)。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
① 文学やその他のジャンルの表現が社会・歴史の変化の影響を受けてきたことを理解する。
② 世界像の表現が多様性をもつことを知り、自文化中心の認知的枠組みを相対化する。
③ 世界で起きている様々な事象について興味をもち、理解しようとする姿勢を身につける。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
連絡方法は授業中に指示する。


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