1.サブタイトル Subtitle |
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2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy |
| ①ディプロマ・ポリシー:(1)幅広い分野の叡智を学び、深い教養を身につける。(2)異なる価値観や文化を理解し尊重する姿勢を身につける。
②カリキュラム・ポリシー:専攻領域にかかわらず、大学生として、また一市民として必要な、基礎的な教養やスキルの習得につながるカリキュラムを提供する。激しく変貌する社会を見据えながらも、主体性を持って、公正かつ分析的に真理を探究しようとする学問的態度と豊かな人間性の涵養を目的とする。
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3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course |
| 小泉八雲の作品や来歴、彼自身の文化的背景を吟味した上で、彼がどのように異文化(主に日本)にアプローチしたかについて考察する。その際に、八雲の作品を主に英語で読み、その背景となる歴史、地理についても学ぶ。
具体的には、以下を行う。
①八雲が生きた世界(19世紀から20世紀初頭のギリシャ、イギリス/アイルランド、アメリカ、日本)はどような時代だったかについて学ぶ。(その背景としての歴史や地理を学ぶ) ②八雲が異文化に接するにあたり、自分自身のアイデンティティをどのようにとらえていたかを吟味する。その際に、八雲が書いたものを、主に英語で読む ③八雲が異文化(主に日本)にどのようにアプローチしていったかを吟味する。その際に、八雲が書いたものを、主に英語で読む
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4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline |
| ※ 八雲の作品/随筆は主に英語で読むが、和訳や要約を配布しないので注意すること。(その理解も試験の出題対象になる) ※ 地理や歴史の授業ではないが、関連する地理や歴史について学習する。(その理解も試験の出題対象になる)
第1回目 導入。授業の進め方などについて説明する。八雲のアプローチについて吟味するための前提 第2回目 来日前の八雲の略歴、当時のヨーロッパ、アメリカ 第3回目 八雲が訪れた19世紀の日本――西洋への反発 第4回目 八雲が訪れた19世紀の日本――西洋知識の需要 第5回目 八雲よりも前に日本にやって来た西洋人たち 第6回目 日本における八雲の歩み 第7回目 八雲のストーリーテリングへの思い入れ――ギリシャ神話、ケルト神話、「出雲神話」 第8回目 母の国ギリシャの古代信仰――アニミズム 第9回目 母への思慕と、母を裏切った父への憎悪、それが八雲にどのような影響を与えたか 第10回目 教育者としての八雲の日本理解――当時の日本の学校制度 第11回目 教育者としての八雲の日本理解――日本人の無個性に対する八雲の反応 第12回目 教育者としての八雲の日本理解――日本の教育に対する八雲の危惧 第13回目 日本人の八雲に対する反応例――夏目漱石 第14回目 八雲にとっての"ghost"とは 第15回目 まとめ
※ 以上の予定は変更になる可能性がある。その場合は授業の中で/Google Classroomを通して知らせる。
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5.利用教科書 Textbook(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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6.参考書 Reference Book(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books |
| 教科書は教員が作成したもの(2021年度版)を購入すること(再履修者も同様)。2020年度は電子テキストであり、比較的安価だったが、2021年度は印刷テキストを購入していただく予定であり、1冊が2,000円前後になる可能性がある。変更の場合は、生協/Google Classroomを通して知らせる。
※「4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度」に記した通り、八雲の作品/随筆は主に英語で読む。その一部については、翻訳書名を授業の中で紹介するが、それ以外の翻訳が必要な場合は、自分で探すこと。
※ その他の参考文献は授業の中で知らせる。
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7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class | 時間 |
| ①予習: 教科書の該当部分に目を通して授業に臨むこと。その際に、教科書に掲載している箇所だけではなく、その前後についてもできるだけ目を通すこと。教科書に英語で引用している箇所については、必要に応じて翻訳を利用して構わない。
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| ②復習: 学習箇所を読み直し、内容の確認をすること。復習する際の手がかりは、教科書に記している。その点について各自でまとめること。
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| ③復習: 参考書や、原本(翻訳でも構わない)を参照しながら、さらに理解を深めること。
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8.フィードバック Instructor Feedback |
| ①試験の解答や採点基準は、確認後に、Google Classroomを通して周知する。
②「授業への参加状況」は、毎回の授業の始めと終わりに送付する質問の提出状況を基に算出する。自分が提出しているかどうかは、Google Classroom上で確認できる。ただし、指示に従わない解答は、Google Classroom上で送付したことになっても、成績の一部として加味されないので、注意すること。この点についての詳細は、第1回授業の前にGoogle Classroom上で説明する。
※ ①②に変更が生じる場合は、授業の中で/Google Classroomを通して周知する。
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9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation |
| 成績評価は、①試験(70%)、②授業への参加状況(30%)を通して行う。
②「授業への参加状況」確認方法は、「8.フィードバック」②を参照。
※「授業への参加状況」確認の質問への返答がない場合や、欠席と見なす。
※ 3分の1を超える欠席がある場合は成績評価の対象としない。カウントの仕方等の詳細については、事前にGoogle Classroomを通して説明する。
※ 公認欠席の扱いは、教務規則に準ずる。追試等の扱いも同様。この授業独自の対応はしない。
※ 「4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度」に記した通り、授業の中で英文を読み、関連する歴史や地理について学習する。したがって、英文の理解が試験の出題対象になる(英訳や語彙、文法等に関する問題は出題しない)し、歴史や地理に関する事項が試験の出題対象になる。
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10.学習の到達目標 The Main Goals of Course |
| 小泉八雲の作品や来歴、彼自身の文化的背景を吟味した上で、彼がどのように異文化(主に日本)にアプローチしたかについて考察する。その際に、八雲の作品を主に英語で読み、その背景となる歴史、地理についても学ぶ。そうすることを通して、異文化交流について理解を深め、将来的に異文化交流を行う場合のヒントを得る。具体的には、以下の3点を行う。
①八雲が生きた世界(19世紀から20世紀初頭のギリシャ、イギリス/アイルランド、アメリカ、日本)はどような時代だったかについて理解する。(その背景としての歴史や地理を理解する) ②八雲が異文化に接するにあたり、自分自身のアイデンティティをどのようにとらえていたかを理解する。その際に、八雲が書いたものの内容を、主に英文で理解する。 ③八雲が異文化(主に日本)にどのようにアプローチしていったかを理解する。その際に、八雲が書いたものの内容を主に英語で理解する。
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11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students |
| ① Google Classroom利用を同意の上で、履修すること(自宅でwifiを使えなくても、大学でwifiを利用して接続し利用することは十分に可能である)。第1回目の授業よりも前に、Google Classroomの招待を送る。直ちに必ず招待を受け、「授業への参加状況」確認方法や欠席のカウントの仕方を確認すること。Google Classroomの招待を受けたり、連絡事項を閲覧する際には、大学のメールアドレスにログインした状態でなければならない。個人的なアドレスからの閲覧リクエストには応じられない。
②Google Classroomの招待を受けていただかなければならない理由は、既述した連絡、「授業への参加状況」確認/出席確認に加え、資料配布などをGoogle Classroomを通して行うためである。wifi環境に不具合が生じるなどして、Google Classroomを閲覧できないというような不測の事態が生じた場合は、即座に申し出ること。
③連絡事項や出欠などの確認は、自分自身の責任で行い、管理すること。公認欠席の扱いについては、既述した通り、教務規則に準ずる。
④公認欠席については、「9.評価の方法・基準」で説明した通り、教務規則に準ずる。この授業独自の対応はしない。
⑤既述したように、英文を読み、歴史や地理の事項も学習範囲(試験の出題対象)である。履修登録する場合は、あらかじめ了解しておくこと。
⑥既述したように、テキストで扱っている英文の和訳や要約、また、パワーポイントを印刷したものを配布することはしない。また、授業内で紹介した以外の翻訳書を必要とする場合は、自分で探すこと。
⑦薬学部学生の「受験有資格持ち越し制度」について、本講義ではこれを対象としない。よって、薬学部学生はあらかじめ十分に留意しておくこと。
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