1.サブタイトル Subtitle |
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2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy |
| ●ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針) ①幅広い分野の叡智を学び、深い教養を身につける。 ②異なる価値観や文化を理解し尊重する姿勢を身につける。 ③自分の意見を論理的に表現する能力を身につける。 ⑥自分や社会がかかえる課題に関心を持ち、それを解決しようとする姿勢を身につける。 ●カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針) ②激しく変貌する社会を見据えながら、主体性を持って、公正かつ分析的に真理を探究しようとする学問的態度を身につける。
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3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course |
| 【変更】コロナ禍のなかで安全にグループワークを実施するため、オンライン授業とする。
【重要】授業内外でのグループワークに意欲を持って取り組めることを前提とする。 【重要】後期に「宗教学II」を履修する者は、可能な限り前期に本授業を履修すること。
①テーマと目的 本授業ではおもに日本の主要宗教である神道と仏教について、歴史的、社会的観点から学ぶ。講義によって知識を深めるだけでなく、僧侶によるゲストトーク、リアクションペーパー、グループワークといったアクティブラーニングの手法を取り入れることにより、日本の宗教について多面的・実践的な知識を得るとともに、多様な他者との交流を通じたコミュニケーション能力の向上を図ることを目的とする。
②本テーマの歴史的・社会的背景と意義 古代から現代にいたるまで、世界中のいたるところで宗教は個人や社会にとってきわめて重要な位置を占めてきた。その理由にはつぎのことが挙げられる。(1)多くの国々では国民の大多数が何らかの信仰を持っている。(2)世界の多くの人々にとり、宗教は生きるための重要かつ基本的な要素である。(3)一部の国々では、宗教は社会システムや法制度の源となっている。(4)一部の国々では、政治論争や国際紛争に宗教が用いられている。
日本では近代化にともない、社会や個人への宗教の影響力は下がったといわれる。しかし、人々の生活をつぶさに観察すると、初詣や寺社仏閣へのお参り、神道式結婚式、仏式の葬儀などを通じて、多くの日本人が宗教的行為と関わりを持っていることが分かる。また、グローバル化の結果、日本でも外国にルーツを持つ人々が増えており、彼らのなかには熱心なキリスト教徒やムスリム(イスラーム教徒)も少なくない。このように、「無宗教」と自覚する人が多いといわれる現在の日本でも、宗教は決して無視できない存在である。
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4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline |
| 【重要】後期に「宗教学II」を履修する者は、可能な限り前期に本授業を履修すること。
第1回 イントロダクション ①授業内容の説明 ②教員自己紹介 第2回 グループ発表についての説明、グループワーク 第3回 個人レポートについての説明、グループワーク 第4回 宗教の概念と現代日本における宗教、仏教の世界観 第5回 東日本大震災と宗教 映画『遺体 あすへの10日間』鑑賞 第6回 映画鑑賞(つづき)、現代日本に生きる宗教者-曹洞宗僧侶/臨床宗教師によるゲストトーク 【課題】学期末グループ発表レジュメ(ドラフト)提出 第7回 ゲストトークに関するグループディスカッション 第8回 学期末グループ発表レジュメ(ドラフト)添削返却、修正点についての説明(要ノートPC)、グループワーク 第9回 神道の世界観 第10回 奈良時代、平安時代における神道と仏教の関係 【課題】学期末グループ発表レジュメ(最終稿)提出 第11回 鎌倉時代における多様な仏教宗派の発展 第12回 【課題】学期末個人レポート提出 第13回 安土桃山時代から江戸時代におけるキリスト教の受容と弾圧 学期末グループ口頭発表、講評(1) 第14回 ①学期末グループ口頭発表、講評(2) ②アンケート(1) 第15回 ①まとめ ②アンケート(2)
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5.利用教科書 Textbook(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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6.参考書 Reference Book(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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3 | 『「神仏習合」再考』 (とくに三橋正の論考「神仏関係の位相―神道の形成と仏教・陰陽道―」) |
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※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books |
| 必要に応じてプリントを配布、もしくはMoodle等に公開した資料を各自授業前にダウンロードして持参すること。
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7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class | 時間 |
| ①参考書等の関連箇所を熟読し、疑問点を書きだしておく。課題が出た回は課題への取り組み。
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| ②授業の要点を自分なりにまとめる。参考書に挙げた文献を中心とした関連書籍の熟読。神道や仏教に関する報道の視聴。可能であれば、近隣の寺社仏閣の見学。
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| ③グループおよび個人での学期末グループ発表、個人レポート準備。
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8.フィードバック Instructor Feedback |
| ①リアクションペーパー:可能な限り次週以降の授業開始時に対応する。 ②学期末グループ発表レジュメ:ドラフト提出後、添削し返却。口頭発表分は、終了後、講評を行う。
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9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation |
| ①授業態度、リアクションペーパー(30%) (初回を除き、5回以上欠席は不合格、各回30分以上の遅刻は欠席、10分以上30分未満の遅刻は3回につき欠席1回とみなす。ただし、欠席や遅刻に相応の理由がある場合は相談のこと) ②学期末個人レポート(30%) ③学期末グループ発表(30%) ④他のグループの発表に対する受講生自身の講評(10%) ●課題の詳細 ■学期末グループ発表 ・グループは、指定された4~6人程度を1組とする。発表はパワーポイントを用いることとし、必ず1人10~20分の発表時間分のスライド(10~15枚程度)を作成する。授業時間内のグループワークの時間は限られているため、グループの協同作業と個人作業のバランスを考え、授業時間外の活動を主とする。 ・グループごとにパワーポイントファイル形式の発表レジュメのドラフトと最終稿をそれぞれ指定された回に提出し、最終的に評価が高かった1グループが代表して発表を行う。 ・口頭発表が当たらなかったグループの受講生は、口頭発表に対する講評を成績評価の対象とする。 ■学期末個人レポート 学期末グループ発表の担当部分について、2000字程度のレポートにまとめ、発表レジュメとともに提出。
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10.学習の到達目標 The Main Goals of Course |
| ①神道や日本の仏教についての基礎的な知識を得たうえで、神道、仏教を信仰する方々との交流やグループワーク等のアクティブラーニングを行うことにより、日本における宗教の歴史や理念だけでなく、現実の実践や信徒をとりまく社会、文化を理解することができる。 ②上記の活動や他の受講生とのグループワーク、リアクションペーパーを通じた担当教員とのインタラクション等によりコミュニケーション能力が高まるとともに、主体的に考え、行動することができる。
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11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students |
| ①【重要】後期に「宗教学II」を履修する者は、可能な限り前期に本授業を履修すること。 ②各回の授業内容はあくまでも目安であり、受講生の理解の度合いやゲストスピーカー等の事情により、変更されることがある。 ③ノートパソコン利用回に準備できない受講生は、事前に担当教員に相談すること。 ④身体や発達等に関して問題を抱え、本授業で実施する学外授業やグループワーク等に困難を生じる可能性がある学生に対しては、本学の規定に従い、合理的配慮を行う。配慮が必要な場合は、履修前に担当教員に相談すること。 ⑤担当教員の連絡先やオフィスアワーは初回授業で伝える。
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