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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2001~法制史Legal History
4
前期
水曜日4時限
水曜日5時限
山内 進

1.サブタイトル Subtitle
ヨーロッパ法の思想と歴史
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
①学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)【法】(1)法律又は政治に関する専門用語を用いて書かれた文章の内容を正確に理解することができる者。(2)法律又は政治に関する専門用語を用いて述べられた発言の内容を正確に理解することができる者。

②教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)【法】(2) 法律又は政治に関する専門用語を用いて書かれた文章の内容を正確に理解することができる人材を養成するため、法学部専門科目を配置します。(3) 法律又は政治に関する専門用語を用いて述べられた発言の内容を正確に理解することができる人材を養成するため、法学部専門科目及び基礎演習科目を配置します。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
日本の現行法の体系はヨーロッパで生まれた近代法システムに基づいています。その経緯を理解し、ヨーロッパにおける近代法システム成立の歴史を知ることは現在の日本で法学を学ぶ上で非常に重要です。歴史を知ることによって現行の法体系をあり方の特質を理解することは、現在と将来の法の在り方を考えるうえで有益だからです。本講義ではヨーロッパ法の特質を思想と歴史という観点からとらえ、現行法に対する理解と省察を深めることを目的とします。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回 西洋法制史とは何か
第2回 ヨーロッパ古代の法と社会(1)ローマの国制(共和政・元首政・帝政)
第3回 ヨーロッパ古代の法と社会(2)ローマ市民法
第4回 ヨーロッパ古代の法と社会(3)法務官法と万民法
第5回 ヨーロッパ古代の法と社会(4)法学と法学者
第6回 ヨーロッパ古代の法と社会(5)ユスティニアヌス帝法典の成立
第7回 ヨーロッパ中世の法と社会(1)ゲルマン社会の国制と部族法典
第8回 ヨーロッパ中世の法と社会(2)ゲルマン法とは何か
第9回 ヨーロッパ中世の法と社会(3)フランク王国の法と国制
第10回 ヨーロッパ中世の法と社会(4)封建制と封建社会
第11回 ヨーロッパ中世の法と社会(5)中世法の理念と現実
第12回 ヨーロッパ中世の法と社会(6)教皇革命と近世の胎動
第13回 ヨーロッパ中世の法と社会(7)ボローニア大学とローマ法のルネサンス
第14回 ヨーロッパ中世の法と社会(8)学識法の成立
第15回 ヨーロッパ近世の法と社会(1)ローマ法の継受
第16回 ヨーロッパ近世の法と社会(2)糾問訴訟と魔女裁判
第17回 ヨーロッパ近世の法と社会(3)ルネサンスと人文主義法学
第18回 ヨーロッパ近世の法と社会(4)身分制議会と絶対主義
第19回 ヨーロッパ近世の法と社会(5)四帝国理論とパンデクテンの現代的慣用
第20回 ヨーロッパ近世の法と社会(6)近代自然法と国際法
第21回 ヨーロッパ近世の法と社会(7)近代自然法と主権国家
第22回 ヨーロッパ近世の法と社会(8)近代自然法と人権
第23回 ヨーロッパ近世の法と社会((9)フランス革命と人権宣言
第24回 ヨーロッパ近世の法と社会(10)啓蒙主義と法典編纂
第25回 ヨーロッパ近代の法と社会(1)フランス革命とナポレオン法典
第26回 ヨーロッパ近代の法と社会(2)歴史法学
第27回 ヨーロッパ近代の法と社会(3)私法学と公法学
第28回 ヨーロッパ近代の法と社会(4)近代法システムの完成と揺らぎ
第29回 日本におけるヨーロッパ法の継受
第30回 まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
概説 西洋法制史
ミネルヴァ書房
勝田有恒、森征一、山内進編著
9784623040643
2004
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
ローマ法とヨーロッパ
ミネルヴァ書房
ピーター・スタイン著、屋敷二郎他訳
9784623038053
2003
2
3
4
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books

7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
【予習】シラバスに即してテキストの該当する章を読んできてください
4.0 時間
【復習】授業後、ノートなどを見ながら内容を復習し、授業で出された課題があればそれをしてください。
4.0 時間


8.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
当日のうちに質問の時間を設けてわかりにくいところや疑問点などを聞いて、理解を確認します。期末試験の後に、問題の趣旨と解説をポータルで公開します。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
出席数を踏まえて、期末の試験で評価します。試験の際には教科書の持ち込みを認めます。そのことを前提とした出題をしますので、授業の聴講は必要です。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
ヨーロッパにおける法の歴史の基本的流れと重要な出来事を理解し、法にとって何が大切かを考える軸を作り上げる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
教科書は基本を学び、授業の理解を確実にするために有効です。必要な文献は適宜、授業中に伝えます。


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