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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2000~英米文学概論IAmerican and British Literature(Overview)1
2
前期
月曜日2時限
辻 祥子

1.サブタイトル Subtitle
アメリカ文学を読む
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
①学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)【英語英米文学科】3. 英米文学、国際文化、英語学・言語学、英語教育学のいずれかの分野について、基本的専門知識と理解力を有している。
②教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)【英語英米文学科】3. 各専門領域への入門科目及び専門演習
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
アメリカ合衆国の歴史的社会的背景の知識を身につけた上で、その土壌が育んだ多様なアメリカ文学の豊かな魅力に触れ、作品の理解を深めることができる。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
【授業形態】オンライン授業
アメリカの白人作家による主要文学作品を、19 世紀前半のアメリカン・ゴシックやロマン主義から20世紀前半のモダニズムまで、時代順に紹介し、一部を解説する。そのあと、20世紀前半から本格的に評価される黒人や先住民の作家による作品も取り上げ、その特徴について講義する。

第1回:ガイダンス アメリカらしさとは?アメリカ文学とは?アメリカ文学史観

第2回:19世紀前半 ゴシックとロマン主義
     アメリカ人の恐怖と自然(1)『黒猫』(Poe, 1839) 
第3回: アメリカ人の恐怖と自然(2)『緋文字』(Hawthorne, 1850)
第4回: アメリカ人の恐怖と自然(3)『白鯨』(Melville, 1851)

第5回: 19世紀後半リアリズム
      アメリカの女性(1)中産階級「黄色い壁紙」(Gilman, 1899)⇔『目覚め』(Chopin, 1892)
第6回:  アメリカの女性(2)労働者階級『街の女マギー』(Crain, 1893)
第7回:  アメリカの女性(3)労働者階級からの立身出世『シスター・キャリー』(Dreiser, 1900)

第8回: 20世紀前半 モダニズムとロスト・ジェネレーション
     都市の夢と悪夢 北部『グレイト・ギャッツビー』(Fitzgerald, 1925)
     ⇔「ぼろ着のディック」(Alger, 1868)
第9回: 農村の夢と悪夢 南部と西部
    「エミリーに薔薇を」(Faulkner, 1930)⇔『怒りの葡萄』(Steinbeck, 1939)

第10回: 20世紀前半 黒人文学
      アメリカの黒人(1)奴隷物語の系譜と『ブラック・ボーイ』(前半)(Wright, 1945)
第11回:『ブラック・ボーイ』(後半)
第12回: リチャード・ライトと俳句
第13回: アメリカの黒人(2)「パッシング」(Hughes, 1933)と『パッシング』(Larsen, 1929)

第14回: 20世紀後半 先住民文学 アメリカの先住民(1)『儀式』(Silko, 1977)
第15回:アメリカの先住民(2)「ローン・レンジャーとトント、天国で殴り合う」(Alexie, 1994)
    まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
21世紀から見るアメリカ文学史―アメリカニズムの変容
英宝社
早瀬博範・吉崎邦子
4269520078
2002
2
映画で楽しむアメリカ文学
金星堂
野口健司・八尋春海
9784764709492
1999
3
映画でわかるアメリカ文化入門
松柏社
奥村みさ・スーザン・K・バートン
9794775401255
2007
4
二〇世紀アメリカ文学を学ぶ人のために
世界思想社
山下昇・渡部克昭
4790712141
2006
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
レジュメ・作品のテキスト・資料を授業前にmoodleにアップする。プリントアウト不要。レジュメとテキストは紙媒体で希望者に配布(その他の注意事項参照のこと)。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
毎回、指定された読み物(日本語・英語)を授業時間までに読み、課題レポートを書く。
2.0 時間
授業中に解説された文学史上の知識を整理し、試験に備える。
1.0 時間
期末レポートに備え、自分が興味を持った作品にかんして考察を深める。
1.0 時間

4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
毎回の課題レポート:moodleに提出されたものを、その都度採点する。
期末レポート:moodleに提出されたものにコメントを与える。
期末試験:moodleを活用し、解答・解説は配布する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
課題に基づいた小レポート 70%
期末試験 10% 
期末レポート 20%
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
アメリカ文学の文学史の基本的な流れを理解できる。
文学作品の背景に、アメリカの人種・民族・階級の問題があることを理解できる。
文学作品を原書で読み、理解できる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
文学史の一連の流れを理解する講座のため、毎回出席することが求められる。
5回以上の欠席は認めない。
レジュメと作品のテキストは、授業の前の週の金曜15時以降、教務課の資料の棚に置くので各自取ること。ただしレジュメは、本番までにマイナー・チェンジが加えられる可能性はある。


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