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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
1990~国際マーケティング論International Marketing
4
後期
月曜日2時限
金曜日2時限
田村 公一

1.サブタイトル Subtitle
日本企業のグローバル展開を学ぶ
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
【知識・理解】企業活動を理解・説明するための専門知識を身につけることができる。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
戦後日本の経済発展にともない、グローバル化した日本企業のマーケティング行動は、輸出マーケティング(Export marketing)から国際マーケティング(International marketing)へと変質してきた。
 輸出マーケティングとは、工業製品の大量生産が確立し、国内市場では販売しきれない程の過剰生産能力が形成された場合、余剰商品を海外市場に向けて効果的に輸出するために遂行される企業行動を指す。
 他方、国際マーケティングとは、多国籍企業が世界中に分散立地させている複数の海外子会社(資材調達・生産・販売・研究開発拠点など)の活動を有機的に組織化し、原材料・部品・半製品・完成品の国家間移動を企業内貿易として工程化・システム化する方策を意味している。
 本講義では、1980年代以降の貿易摩擦と円高不況を背景として飛躍的に増大した日本企業の海外進出に焦点を当て、グローバル化した企業の市場適応行動の特質について検討する。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
【授業形態:オンライン授業】
第1回目   国際マーケティング・マネジメントの体系
第2回目   戦後日本の国際化とアメリカ・マーケティングの導入
第3回目   Export marketingの行動原理:国内流通と海外輸出の連動
第4回目   資本自由化問題と産業保護政策
第5回目   日本企業のInternational marketing展開
第6回目   Made in Japanの変貌
第7回目   アメリカ経済政策・レーガノミクスの失敗
第8回目   外国為替市場のメカニズムと円高経済
第9回目   日本企業のグローバル化シナリオ
第10回目  海外進出資金の調達とバブル経済
第11回目  新興工業国のCatch upと競争優位性
第12回目  外部資源の内部融合化①:戦略的提携(Strategic alliance)
第13回目  外部資源の内部融合化②:M&A諸技法(LBO、TOB、MBO)
第14回目  多国籍企業の租税回避行動:タックス・ヘイブン問題
第15回目  アメリカIT産業政策の衝撃と日本経済
第16回目  ユビキタス社会の到来とブロードバンド・ネットワーク
第17回目  モバイル・マーケティングにみる技術覇権と企業間競争
第18回目  デジタルエコノミーの進展と半導体産業
第19回目  次世代環境技術の開発と業界再編
第20回目  グローバル・ブランドの創出とマーケティング
第21回目  資源ベース論と企業のビジネスモデル選択
第22回目  ダイナミック・ケイパビリティの展開
第23回目  現地適応化と事業の集約化
第24回目  国際マーケティング・リサーチのプロセス
第25回目  国際市場細分化戦略
第26回目  インターネット時代の媒体選択
第27回目  トリプルメディア・マーケティングの台頭
第28回目  デジタル・メディア時代の国際広告の標準化と現地適応化
第29回目  新興国市場の開拓
第30回目  まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
グラフィック・グローバル・ビジネス
新世社
井上真理
9780000000000
2020
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
1からのグローバル・マーケティング
中央経済社
小田部正明
9780000000000
2017
2
グローバル・マーケティング
創成社
丸谷雄一郎
9780000000000
2019
3
国際マーケティング論の系譜と新展開
同文舘出版
諸上茂登
9780000000000
2012
4
はじめての国際経営
有斐閣
中川功一
9780000000000
2016
5
マーケティングの国際化
文真堂
P.R.カトーラ&S.キーベニー
9780000000000
1989
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books

7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習:次回の授業内容を確認し、その範囲の専門用語の意味を調べ理解しておくこと。
3.0 時間
復習:授業後にノートなどを見ながら内容を復習し、授業で出された課題があればそれをすること。
5.0 時間


8.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
課題提出などについては学期中に指示を出し、そのフィードバックについては講義のなかで解説する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
期末試験および課題提出(60%)、出席状況(40%)を基準として評価する。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
1.日本企業の海外進出が本格化する契機としての国際経済環境の変化を充分に理解する。
2.技術覇権が国際マーケティング行動に与える影響について考察する。
3.近年、増大する戦略的提携やM&Aの背景について考察する。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
教科書は学期中を通じて随時活用していくため、講義時間には持参して下さい。
また、ノートの役割について、本講義では黒板の文字を書き写すだけでなく、書きながら考え、疑問に思ったことをメモする思索のプロセスを大切にして頂きたい。


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