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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2018~共通教育特殊講義 科学史Special Topics in General Education:History of Science
2
後期
水曜日3時限
二瓶 真理子

1.サブタイトル Subtitle
「科学革命」の科学史:天動説から地動説への世界観の転換
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
①関連する学位授与方針 ディプロマ・ポリシー
【全学共通科目】(1)幅広い分野の叡智を学び、深い教養を身につける。

②関連する教育課程編成・実施の方針 カリキュラム・ポリシー
【全学共通科目】教養教育科目 大学生として、また一市民として必要な、基礎的な教養やスキルを習得する。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
テーマ:現代の我々の生活のなかに浸透し、その存在が自明視されている「近代科学」、および、近代科学が持つ科学的世界観について、その成立の歴史について解説する。

目的:近代科学の成立についての歴史を理解する。これらの知識は、現在存在する科学・技術を自明視せず、その来歴や背景を批判的に理解するためにも必要な教養である。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
【授業形態:オンライン授業】
天動説受容期から、地動説への転換期、17世紀近代科学の成立期までの科学革命期を取り扱う。各時代での代表的な理論や概念の紹介のほか、各時代の思想的‐社会的背景や世界観をめぐる論争等を検討することで、この変遷が単なる理論の変化ではなく、世界観や社会じたいの変化でもあったことを示していく。

1.「科学革命」という概念の概説、おおまかな時代区分・地理の確認
2.古代ギリシアの自然と宇宙
3.アリストテレスの自然哲学
4.プトレマイオス体系と当時の天文学
5.中世における大学の誕生と、そこでの天文学と自然哲学
6.古代の宇宙論、自然観のまとめと振り返り
7.コペルニクス『回転論』の背景と受容
8.ティコ新星と宇宙の再発見
9.ガリレオの望遠鏡と『星界の報告』
10.ガリレオ『天文対話』と地動説
11.ケプラーとデカルト:天体物理学の誕生
12.17世紀イギリスの機械論と実験哲学
13.ニュートンによる近代科学の完成
14.まとめ
15.「科学革命」前後の連続と断絶;まとめとふりかえり

*受講者の関心や授業の進捗状況によって、内容や順番が変更になることがある。
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
宇宙像の変遷
講談社学術文庫
村上陽一郎
9784061592353
1996
2
近代科学の誕生(上・下)
講談社学術文庫
H・バターフィールド
4061582887
1978
3
科学哲学への招待
ちくま学芸文庫
野家啓一
4480095756
2015
4
ガリレオ 望遠鏡が発見した宇宙
岩波新書
伊藤和行
9784121022394
2013
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
各回に資料を配布します。また、参考書や参考になるサイトなども紹介します。
資料配布は、ムードルを利用します。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習:次回のテーマ、扱う人物、概念等にかんして確認し、キーワードや専門用語を調べておく。事前に資料配布があった場合には、目を通して概要をつかんでおく。
1.0 時間
復習:授業の配布物、ノート等をみて、その回の重要事項を確認する。授業中に参考書やサイトの紹介があった場合には、参照しておく。復習のための資料やワークシートが配布された場合には、それを読みながら、ここまでの流れをまとめなおす作業をしておく。小テストがあった場合には、わからなかった部分を復習しておく。
3.0 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
小テストについては、授業時間中に解答例、解答のポイント等を解説します。
最終試験は試験後に、解答例、解答のポイント、採点基準等を学内ポータルまたは学内掲示にて公開します。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
下記到達目標に達しているかを以下の割合で評価します。
【*2020/9/9オンライン実施となるため、平常点・小テストの実施方法を変更しました。】
・平常点(出席状況、各回の学習前後にムードル等で実施する小テストの結果)50%
・最終試験(記述問題を予定)50%
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
幅広い分野の叡智を学び、深い教養が身についている。

本授業における「教養」の具体的内容に即した到達目標は以下の通り。
・17世紀近代科学成立の歴史や、その前後での世界観・自然観の相違を理解している。
・近代科学の背景にある科学的世界観の概要や、その社会的影響、技術的影響について理解している。
・科学や技術にまつわる問題についての基礎的な判断力の土台となる近代科学の成立についての知識を持っている。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
いわゆる理系的知識は前提としません。

【*2020/9/9 オンライン実施にともない、以下の質問の方法などについて一部加筆変更しました。】
質問等はムードル、Zoom等を利用の予定。そのほか、メールで受け付け後、回答をムードルに公開等の方法で対応します。
講義方法は、基本的にオンデマンド方式ですが、一部、双方向ライブとする回もつくります。各回の実施方法は、学内ポータルで指示します。


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