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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2012~刑法II(各論)Criminal Law II : Specific Offences
4
前期
火曜日1時限
金曜日4時限
今村 暢好

1.サブタイトル Subtitle
犯罪構成要件の解釈と法益概念を学ぶ
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
〈カリキュラム・ポリシー〉
【法】法律又は政治に関する専門用語を用いて書かれた文章の内容を正確に理解することができる人材を養成するため、法学部専門科目を配置します。
〈ディプロマ・ポリシー〉
【法】法律又は政治に関する専門的知識、思考方法を用いて自分の考え構築し、それを他者に正確に伝達することができる者。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
主要な犯罪類型の保護法益を明らかにし、構成要件の解釈を通じて、条文の規範的意味を理解することを目的とします。また、判例を素材として取扱うことにより、法律文書への適応能力の向上をも目的とします。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回 刑法各論の概要(ガイダンス)
第2回 刑法総論の復習1-原則、構成要件該当性
第3回 刑法総論の復習2-違法性、有責性、共犯
第4回 殺人罪
第5回 暴行罪・傷害罪
第6回 同時傷害・過失傷害罪・自動車運転処罰法
第7回 堕胎罪・遺棄罪・遺棄致死罪
第8回 脅迫罪・強要罪・逮捕監禁罪
第9回 略取誘拐・性的自由に対する罪
第10回 住居侵入罪などプライバシーに対する罪
第11回 名誉毀損罪・信用に対する罪
第12回 小テスト
第13回 財産犯の概要
第14回 窃盗罪・親族相盗例
第15回 強盗罪
第16回 準強盗罪・強盗致死傷等罪
第17回 詐欺罪
第18回 恐喝罪
第19回 横領罪
第20回 背任罪
第21回 盗品罪
第22回 毀棄・隠匿の罪
第23回 放火・失火の罪
第24回 公文書偽造罪
第25回 私文書偽造罪
第26回 公務執行妨害罪・談合罪
第27回 犯人蔵匿罪・証拠隠滅罪
第28回 偽証罪・虚偽告訴罪
第29回 賄賂罪
第30回 まとめ
(上記内容は、講義の進度状況により変更することがあります。)

 初回授業時に、講義の方針について説明します。刑法Ⅱ(各論)の授業は、刑法Ⅰ(総論)の理解を前提としつつ、刑法典に規定されている主な刑罰法規の構成要件解釈を中心に講義を行います。指定教科書とともに六法と配布レジュメを用いて講義をすすめる予定です。
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
レクチャー刑法各論[第5版]
法学書院
川端博
9784587036898
2018
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
刑法各論講義 (第2版)
成文堂
川端博
9784792318680
2010
2
刑法判例百選II各論(第7版)
有斐閣
山口厚・佐伯仁志編
9784641115217
2014
3
疑問からはじまる刑法〈2〉各論
成文堂
川端博
479231786X
2008
4
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
講義内容に沿ったプリントを随時配布して進める予定です。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
講義で扱う犯罪構成要件の条文を確認し、専門用語を調べ、基礎的概念をテキストで予習して下さい。
2.0 時間
配布プリントでの説明事項および板書・口頭説明事項の理解の確認と、関連判例を復習して下さい。予習よりも復習を中心に行うようにして下さい。未知なる概念のために多くの時間を割く必要性は高くありません。
6.0 時間


8.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
・数回実施される講義内容アンケートについては、質問事項については講義で可能な限り説明します。
・さらにアンケートの内容は、それ以降のレジュメで解説補足や反映を致します。
・小テストについては、確認が必要な方には本人の採点結果と点数を開示します。
・試験の採点は基準については、事前に明確な採点基準と採点方法を明示したレジュメを配布します。
・最終試験結果については、得点分布および講評、採点実感を公表します。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
下記の①~③の累計点で厳格に評価を行います。①②については、構成要件の解釈基準の理解度、具体的事実の摘示の正確性、法的な論理整合性、結論の具体的妥当性、罪名・条文番号の理解、の各視点から採点します。
  ①最終試験(50%・絶対評価)
  ②小テスト(25%・相対評価)
  ③レポートおよび受講態度(25%)
※ 迷惑行為等はすべて減点事由となります(留意事項を参照)。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
刑法の主要な犯罪類型の構成要件要素の解釈と保護法益を理解できるようになること。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
・他の履修者への迷惑行為や授業の妨げになる行為は、一切許されません。このような事実が確認された場合は、単位不認定を含む厳格な措置を担当教員が行います。
・試験時や提出物に不正行為が認められた場合も、上記と同様の措置を執ります。
・他害性のある故意による犯罪行為を行った場合についても、刑法を全く理解していないことを自ら証明したことになりますので、厳格な措置を執ります。
・講義内容等についての質問は、講義終了後や研究室に直接問い合わせるか、またはアンケート実施時に記載して下さい。


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