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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2005~社会病理学Social Pathology
4
通年
金曜日4時限
大倉 祐二

1.サブタイトル Subtitle
社会問題の社会学
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
①学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)【人文学部社会学科】3.社会を構成する諸分野についての社会学の理論的・実践的知識を修得している。
②教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)【人文学部社会学科】3.社会を構成する諸分野についての社会学の理論的・実践的知識を学ぶために、専門教育科目として、地域・国際・環境系科目、メディア・現代社会系科目、社会福祉系科目、共通系科目を配置します。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
社会病理学/社会問題論について学習する。社会病理/社会問題は実体として存在するわけではない。ある現実が人びとによって「病理」/「問題」として捉えられることによって、社会病理/社会問題は存在する。本講義では社会病理/社会問題の社会学的な把握のありようについて学習する。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
【授業形態:オンライン授業】
第1回目 イントロダクション
第2回目 社会病理/社会問題
第3回目 社会病理学
第4回目 社会解体論
第5回目 逸脱行動論(1)アノミー論
第6回目 逸脱行動論(2)分化的接触論
第7回目 逸脱行動論(3)分化的機会構造論
第8回目 ラベリング論(1) 背景
第9回目 ラベリング論(2) 3つの関心
第10回目 社会構築主義(1)背景
第11回目 社会構築主義(2)ラベリング論への批判
第12回目 社会構築主義(3)社会問題の自然史
第13回目 実態主義的パースペクティブと主観主義的パースペクティブ(1)実態主義
第14回目 実態主義的パースペクティブと主観主義的パースペクティブ(2)主観主義
第15回目 前期まとめ
第16回目 「社会体制の病理学」について
第17回目 貧困問題に覆われた日本
第18回目 「一億総中流社会」の形成
第19回目 不可視化した貧困
第20回目 寄せ場について
第21回目 寄せ場の日雇労働者の就労・生活
第22回目 寄せ場の日雇労働と野宿 
第23回目 ホームレスの増加と社会問題化
第24回目 ホームレスとは誰か
第25回目 寄せ場の弱体化・解体
第26回目 「格差社会」論と貧困問題の社会問題化
第27回目 ネットカフェ難民・派遣切り・生活保護問題
第28回目 都市下層(社会)の変容
第29回目 日本社会とホームレス
第30回目 まとめ

前期は犯罪や逸脱など社会問題(論)に関するパースペクティブについて学習し、後期は仲村祥一『社会体制の病理学』(1967)の観点に基づいて貧困・ホームレス問題について考察する。また授業時間に余裕があればコメントを書いてもらう。小テストを数回行う予定である。
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
ホームレス・スタディーズ
ミネルヴァ書房
青木秀男編著
9784623058136
2010
2
3
4
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
必要に応じてプリントを配布する。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
社会問題への洞察を深めるために新聞やテレビの報道に関心をもつ。
1.0 時間
次回の授業内容を確認し予習をしておく。
1.0 時間
授業後にノートなどを見ながら内容を復習する。
2.0 時間

4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
教室で解説する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
レポート(2400字程度)40%、小テスト(2?3回程度実施する)60%。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
① 社会問題の社会学的な見方を説明できる。
② 戦後の貧困・ホームレス問題の展開を説明できる。
③ ある現象が社会問題であると社会的に把握された際、その問題のありようを把握できる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
授業内容の質問については授業時やオフィスアワーに対応する。なおオフィスアワーに研究室を訪問する場合は事前にメールで連絡をとり、訪問日時の約束は取ること。


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