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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2005~エスノメソドロジーIntroduction to Ethnomethodology
4
前期
月曜日2時限
木曜日2時限
山田 富秋

1.サブタイトル Subtitle
人々の日常的な相互理解の方法を研究する
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
ディプロマポリシーでは、社会学の理論枠組みについての基本的知識ならびに社会調査の基本的知識と基礎的技能を修得しているに関連します。カリキュラムポリシーでは、社会学の理論枠組みについての基本的知識ならびに社会調査の基本的知識と基礎的技能を学ぶという点に関連します。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
社会学理論の一角を成すエスノメソドロジーという学派について、その理論的展開の歴史、学派内部の対立点、そして、具体的な調査方法を学ぶ。講義の目的は、エスノメソドロジーが社会学の中から生まれながら、哲学の現象学と言語哲学から大きな影響を受け、厳密な観察学として確立した独自な方法であることを理解できることである。また、エスノメソドロジーから生まれた会話分析の基本を習得して、日常会話を会話分析の視点から分析できるようになることが目的である。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
1回 エスノメソドロジーイントロ 社会学史の観点から
2回 現象学入門:独我論的認識論批判
3回 A.シュッツの現象学的社会学
4回 カフカ「掟の門前」をエスノメソドロジーから読む
5回 「カラートラブル」 第1回レポート課題 
6回 レポート返却と講評 テキスト第1回目第1章
7回 ガーフィンケルのカウンセリング実験
8回 インデックス性と相互反映性
9回 ウィトゲンシュタインの言語哲学
10回 ウィトゲンシュタインの応用としての第2章
11回 第3章 エスノメソドロジー的フィールドワーク
12回 第4章 ガーフィンケルの違背実験 第2回レポート課題
13回 第5章 成員カテゴリー化装置
14回 第6章 会話分析入門 順番交代
15回 会話の優先的構造
16回 第7章 議論と釈明
17回 第7章 物語と笑い
18回 第7章 教える/学ぶ
19回 第7章 ニュース(日常と制度) 第3回レポート課題
20回 第8章 科学のエスノメソドロジー
21回 第8章 比較する/測定する
22回 第9章 映像を見る(広告とCM)
23回 第9章 ガーフィンケルのアグネス研究
24回 エスノメソドロジーのフィールドワーク
25回 ハイデッガー的トラブルと重度障害児の研究
26回 相互行為分析から概念分析へ
27回 ライフストーリーと概念分析 第4回レポート課題
28回 ハッキングのループ効果と当事者性
29回 エスノメソドロジーの可能性
30回 まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
エスノメソドロジー
新曜社
前田泰樹・水川喜文・岡田光弘編
4788510626
2007
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
フィールドワークのアポリア
せりか書房
山田富秋
4796703031
2011
2
3
4
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
教科書の他に適宜、プリントを配布する。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
シラバスに沿って、毎回のテーマについて事前に内容を読んでくること。
2.0 時間
復習として、配布したプリントを参考にして、テキストの内容の理解を深める作業を行う。
1.0 時間
さらに自分で参考書を読み進め、理解を深める。
1.0 時間

4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
講義終了時に、毎回コメントカードを配付し、授業内容に対する質問も含めてコメントを書いてもらう。次の授業の最初に、優秀なコメントを紹介し、質問に応答する。4回のレポート課題採点時に模範解答を示し、添削したレポートを受講生に返却する。その際、合格点に必要な論点を提示し、授業内容のさらなる理解を促進する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
授業中に4回のレポート課題を出し、その合計点で評価する。25点×4回=100点となる。また、到達目標にどの程度届いているかについて、授業に対する受講生のコメントから評価する。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
エスノメソドロジーの歴史的成立過程について説明することができる。エスノメソドロジーの視点から、実際の調査をデザインすることができる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students



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