1.サブタイトル Subtitle |
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2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy |
| ①学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)【法】(1)法律又は政治に関する専門用語を用いて書かれた文章の内容を正確に理解することができる者。 (2)法律又は政治に関する専門用語を用いて述べられた発言の内容を正確に理解することができる者。 (3)法律又は政治に関する専門的知識、思考方法を用いて自分の考え構築し、それを他者に正確に伝達することができる者。
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3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course |
| 「人間」とは、いかなる存在なのだろうか。そして、我々はどこから来て、どこへ向かっているのだろうか。氾濫する情報の真っ只中で、我々はともすれば途方にくれてしまうが、これらの問題に対処する最も有効な方法のひとつは、我々の先人たちがこれらの問題にどのように取り組み、そしてどのように解決したのか(あるいは解決できなかったのか)を学ぶことである。この授業では、古代ギリシャから近代に至る西洋の政治思想家たちによる「人間」と「政治」をめぐる知的格闘の歴史を概観し、これらの問題に取り組むための視座と方法を獲得することを目指す。
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4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline |
| 第1回 序:西洋政治思想史を学ぶ意義 第2回 古代ギリシャ・ローマの政治思想(1):ポリスの政治生活 第3回 古代ギリシャ・ローマの政治思想(2):プラトン 第4回 古代ギリシャ・ローマの政治思想(3):アリストテレス 第5回 古代ギリシャ・ローマの政治思想(4):ローマの政治思想 第6回 古代ギリシャ・ローマの政治思想(5):原始キリスト教 第7回 中世ゲルマン世界の政治思想(1):中世的世界の形成と確立 第8回 中世ゲルマン世界の政治思想(2):中世普遍世界の完成 第9回 中世ゲルマン世界の政治思想(3):中世普遍世界の解体 第10回 ルネサンスと宗教改革の政治思想(1):ルネサンス 第11回 ルネサンスと宗教改革の政治思想(2):マキャベリ 第12回 ルネサンスと宗教改革の政治思想(3):ルターとドイツ宗教改革 第13回 ルネサンスと宗教改革の政治思想(4):カルヴァンとスイス宗教改革 第14回 絶対主義時代の政治思想(1):フランス宗教戦争と抵抗権理論 第15回 絶対主義時代の政治思想(2):ボダン 第16回 絶対主義時代の政治思想(3):自然法理論の更新 第17回 イングランド革命の政治思想(1):ピューリタン革命とホッブズ 第18回 イングランド革命の政治思想(2):イングランド革命の諸思想 第19回 イングランド革命の政治思想(3):名誉革命とロック 第20回 啓蒙主義の政治思想(1):モンテスキュー 第21回 啓蒙主義の政治思想(2):フランス啓蒙 第22回 啓蒙主義の政治思想(3):スコットランド啓蒙 第23回 フランス革命の政治思想(1):ルソー 第24回 フランス革命の政治思想(2):フランス革命 第25回 フランス革命の政治思想(3):バーク 第26回 ドイツ観念論の政治思想(1):カント 第27回 ドイツ観念論の政治思想(2):ヘーゲル 第28回 19世紀の政治思想 (1):社会主義 第29回 19世紀の政治思想 (2):自由主義と保守主義 第30回 まとめ
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5.利用教科書 Textbook(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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6.参考書 Reference Book(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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3 | | | | | |
4 | | | | | |
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※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books |
| 教科書の購入は義務ではない(レジュメを配布するので購入しなくても受講は可能である)が、持っている方が予習と復習には便利であろう。『西洋政治思想史』はコンパクトで使いやすい。『政治学史』は高価であるが、内容は十分に価格に見合ったものであり、購入して損はない。なお、教科書と参考書は図書館の指定図書コーナーに配架されているので、購入を見送る場合は、図書館で適宜手にとってもらいたい。
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7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class | 時間 |
| 講義の中で生じた疑問点や問題意識を書き留めておくこと。これらの疑問点を解決し、問題意識を高めるために、教科書をはじめとする様々な文献や資料を自ら収集して学びを深めること。
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8.フィードバック Instructor Feedback |
| 毎回の授業の最後に、質問票を回収し、代表的なもの、重要な論点等が含まれるものを適宜選択し、次回の授業冒頭20分程度をそれに対する回答や解説に当てる。最終試験については、試験後に回答のポイントを解説したり、講評を掲示するなど、適切な方法でフィードバックを行う。
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9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation |
| 主に筆記試験(80%)により評価する(必要に応じて、質問票の積極的な提出など、授業への参加度(20%)も加味する)。授業の中で配布する文献リストから1冊を選び、1500字程度の読書感想文を提出した場合は、筆記試験の点数が合格点に満たない時に、内容に応じて加点する。ただし、インターネット上のブログ等から盗用した感想文を提出した場合は、不正行為と見なし提出の時点で不可とする(筆記試験の採点は行わない)。そのような不正行為は絶対に行わないこと。
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10.学習の到達目標 The Main Goals of Course |
| 西洋政治学の学説史を一通り理解し、「政治」という側面から「人間なるもの」の特質を考察する視座を得ること。「政治」という共通のテーマをめぐって様々に異なる見解が存在しており、そのいずれもがそれとして成立しうること、そしてにもかかわらずそれぞれの見方にはそれ固有の落とし穴があることを学びとる。その上で、これら複数の見解の長所と短所をすりあわせていく中で、考えられる限りで最も"better"な(断じて"best"ではない!)見解を構築する術を身につける。
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11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students |
| 講義で紹介した本を少なくとも1冊は読むこと。授業のスピードは反応を見ながら適宜調整し、場合によっては一部を省略する等、消化不良にならないように配慮したい。
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