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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
1994~計量社会学Quantitative Sociology
4
前期
月曜日3時限
水曜日2時限
小松 洋

1.サブタイトル Subtitle
計量社会学・入門のための実践
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
ディプロマポリシー2.「社会学の理論枠組みについての基本的知識ならびに社会調査の基本的知識と基礎的技能を修得している」に則した科目である。カリキュラムポリシー2の「社会調査系科目」に該当する。また、同5の「社会調査士」認定に必要な科目である。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
本講義では、初学者を対象として、サンプリングやデータ分析を疑似体験することで、調査データから社会を語るための基礎を修得することを目的とする。講義による解説の後、実際のデータ等を用いた課題を、配付資料に即して経験してもらう。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回目 イントロダクション
第2回目 社会調査と計量社会学:社会調査とは何か、社会調査のプロセス
第3回目 図表による表現の方法1:報告の方法と実践
第4回目 図表による表現の方法2:見せ方のコツ ~表やグラフの活用方法~
第5回目 社会を測定するということ1:測定とは、尺度とは
第6回目 社会を測定するということ2:質問文・選択肢と尺度との関係
第7回目 日本標準職業分類からみる日本社会の変遷1:職業を計量する意味1 職業の社会学的な意味とは
第8回目 日本標準職業分類からみる日本社会の変遷2:職業を計量する意味2 職業分類の方法と基準
第9回目 サンプリングの考え方1:標本調査の意味
第10回目 サンプリングの考え方2:ランダムサンプリングの考え方
第11回目 サンプリングの考え方3:系統抽出法1 系統抽出の方法
第12回目 サンプリングの考え方4:系統抽出法2 事例に基づく抽出の実践
第13回目 サンプリングの考え方5:確率比例抽出法1 確率比例抽出の方法
第14回目 サンプリングの考え方6:確率比例抽出法2 事例に基づく抽出の実践
第15回目 その他の無作為抽出法
第16回目 基礎統計量と単純集計1:基礎統計量とは何か、中心を表す統計量とは
第17回目 基礎統計量と単純集計2:ばらつきを表す統計量
第18回目 基礎統計量と単純集計3:単純集計とは
第19回目 クロス集計1:クロス集計表の読み方と作り方
第20回目 クロス集計2:関連を表す指標
第21回目 エラボレーションの方法1:エラボレーションとは
第22回目 エラボレーションの方法2:性別と交通事故との関連はなぜ1 性別・交通事故と第三変数の関係
第23回目 エラボレーションの方法3:性別と交通事故との関連はなぜ2 エラボレーションの手続きと類型化 
第24回目 カイ二乗検定1:統計的検定の意味、帰無仮説・対立仮説、クロス表の独立性とは、カイ二乗検定の考え方、期待度数と実現度数、自由度、危険率
第25回目 カイ二乗検定2:カイ二乗検定の実際(データに基づいた計算演習)
第26回目 比率の差の検定1:比率の差の検定の考え方、「比率の差」の挙動と正規分布
第27回目 比率の差の検定2:比率の差の検定の実際(データに基づいた計算演習)
第28回目 多変量解析の基礎1:多変量解析とは何か、多変量解析の意味と用途1:因子分析と主成分分析
第29回目 多変量解析の基礎2:多変量解析の意味と用途2:重回帰分析、判別分析
第30回目 まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
新・社会調査へのアプローチ
ミネルヴァ書房
大谷信介・木下栄二・後藤範章・小松 洋(編著)
9784623066544
2013
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
社会調査演習 第2版
東京大学出版会
原純輔・海野道郎
4130520199
2004
2
数字で語る 社会統計学入門
新曜社
ハンス・ザイゼル(著)佐藤郁哉(訳)
9784788509320
2005
3
社会調査 しくみと考え方
左右社
原純輔
9784865281651
2016
4
社会統計学ベイシック
ミネルヴァ書房
片瀬一男・阿部晃士・高橋征仁
9784623074037
2015
5
社会調査のための統計学
技術評論社
神林博史・三輪哲
9784774146805
2011
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books

7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
講義前にテキストや配付資料の該当箇所をよく読んでおくこと。
サンプリングやデータ分析など、授業で習った手続きをよく復習し、自分でもできるようになること。
その他、授業時に適宜指示する。
2.0 時間
事後には、講義の内容を振り返り、重要概念の整理に努めること。
2.0 時間
授業内容を現実社会の把握にいかに活かすか、具体的に考えること。
0.5 時間

4.5 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
授業後の質問へは、次回以降に回答を行う。提出課題の講評は、締切後2週間以内を目途に行う。期末試験に関する講評はmoodle上で行う。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
期末試験の成績(85%)+提出課題の成績(15%)をもとに、単位認定をおこなう。なお、単位認定規程第5条第1項に基づき、授業回数の3分の1を超えて欠席した場合、単位認定を行わない。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
社会を語るための「道具」として、サンプリング方法やデータ分析手法を使いこなせるようになることが第一の目標である。また、相手に伝わりやすいデータ提示、資料作成手法の修得が第二の目標である。さらに、本講義で修得したことを社会調査実習や卒業研究で使えるようになることが第三の目標である。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
ルートの計算ができる電卓は必須である。質問などはオフィスアワー(水曜4限)にて対応する。


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