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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
1974~社会学原論Principle of Sociology
4
前期
月曜日3時限
水曜日5時限
水上 英徳

1.サブタイトル Subtitle
「社会的なもの」の基礎としてのコミュニケーション
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
①卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)【人文学部社会学科】
2.社会学の理論枠組みについての基本的知識ならびに社会調査の基本的知識と基礎的技能を修得している。
②教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)【人文学部社会学科】
2.社会学の理論枠組みについての基本的知識ならびに社会調査の基本的知識と基礎的技能を学ぶために、専門教育科目として、社会学理論系科目と社会調査系科目を配置します。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
私たちを取り巻く社会は何から成り立っているのでしょうか? 社会の基本的な要素は何でしょう? この授業では、「社会的なもの」の基礎としてコミュニケーションに注目し、コミュニケーションに関する社会学の学説や理論を取り上げ考察します。そのことを通じて、私たちの日常的なコミュニケーションを社会学的にどう捉えたらよいのか、理解を深めます。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回目 イントロダクション
第一部 コミュニケーションとは何か
 第2回目 言語行為論(1):オースティン
 第3回目 言語行為論(2):サール、グライス
 第4回目 エスノメソドロジーのコミュニケーション論
 第5回目 ルーマンのコミュニケーション論
 第6回目 ハーバーマスのコミュニケーション論
 第7回目 個別テーマ:対話のコミュニケーション
 第8回目 個別テーマ:対立のコミュニケーション
第二部 コミュニケーションと自己
 第9回目 ミードのコミュニケーション論(1):プレイとゲーム
 第10回目 ミードのコミュニケーション論(2):meとI
 第11回目 ゴフマンのコミュニケーション論(1):儀礼
 第12回目 ゴフマンのコミュニケーション論(2):演技
 第13回目 コミュニケーションと感情(1):感情規則と感情管理
 第14回目 コミュニケーションと感情(2):感情労働
 第15回目 コミュニケーションと秘密
 第16回目 スティグマ
 第17回目 ラベリング
 第18回目 メタ・コミュニケーションとダブル・バインド
 第19回目 コミュニケーションと承認(1):承認関係
 第20回目 コミュニケーションと承認(2):軽視
 第21回目 個別テーマ:ケアのコミュニケーション
 第22回目 個別テーマ:教育のコミュニケーション
第三部 コミュニケーションと社会
 第23回目 コミュニケーションと社会の構築(1):社会問題の構築
 第24回目 コミュニケーションと社会の構築(2):公共圏
 第25回目 コミュニケーションとネットワーク(1):社会的ネットワーク論
 第26回目 コミュニケーションとネットワーク(2):社会関係資本
 第27回目 コミュニケーションとネットワーク(3):都市化とネットワーク
 第28回目 隣接科学からコミュニケーションを考える(1):発達の視点
 第29回目 隣接科学からコミュニケーションを考える(2):人類学の視点
 第30回目 まとめ

※全体を3部構成として進めます。
※学説・理論が中心であり、内容上、難解なところもあります。
※基本的に講義の形式で進めますが、授業中にグループワーク等を行うことがあります。
※この授業では、受講生の座席を指定します。第2回目以降の授業で座席表を配布しますので、指定された席に座ってください。
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
コミュニケーションの社会学
有斐閣
長谷正人ほか
9784641123922
2009
2
自己と他者の社会学
有斐閣
井上俊ほか
9784641122758
2005
3
自己・他者・関係
世界思想社
井上俊ほか
9784790713623
2008
4
コミュニケーション社会学入門
世界思想社
伊藤公雄
9784790714828
2010
5
コミュニケーション論をつかむ
有斐閣
辻大介ほか
9784641177208
2014
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
適宜、資料を配布します。また、上記の書籍以外の参考書等は、授業のなかで紹介します。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習:講義内容に関係する問いやグループワークのテーマ等をあらかじめ示しますので、それについて自分で調べて考えをまとめておいてください。1回の授業につき1.5時間。1週(2回の授業)あたり3時間
3.0 時間
復習:ノートを見返して内容を復習し、また講義のなかで紹介した参考文献や資料等についても、適宜、目を通しておくこと。1回の授業につき2時間。1週(2回の授業)あたり4時間
4.0 時間
レポート:中間レポートと期末レポートの2回あります。一つのレポートの必要時間の目安7.5時間×2回。2回のレポートをあわせて1週あたりにすると1時間
1.0 時間

8.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
中間レポートと期末レポートは大学のMoodleを用いて提出と返却を行います。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
平常点、中間レポート、期末レポートの3つを総合して評価します。全体の評価に占めるそれぞれの割合の目安は、平常点:20%、中間レポート:40%、期末レポート:40%、です。平常点の評価は、授業中に行うグループワーク等を含みます。なお、座席指定と出席票(この授業独自の形式のもの)配布により毎回出欠を確認し、欠席回数が全体の3分の1(11回)以上となったときは単位不可(不合格)となります。また、遅刻は認めません。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
①コミュニケーションや相互作用に関する社会学の理論・学説を理解することができる。
②自分たちの日常的なコミュニケーションを社会学的に捉え直すことができる。
③現代社会の社会現象を社会学的なコミュニケーション論の観点から考えることができる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
※質問等は授業時ならびにオフィスアワーで受け付けます。
※受講生の状況に応じて授業の仕方は変更の可能性があります。変更のさいは、そのつど授業のなかで説明します。
※過去3年間、登録者全体にたいする単位不可(不合格)となった受講生の割合は次の通りです。
 2017年度:約22%
 2018年度:約12%
 2019年度:約22%


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