1.サブタイトル Subtitle |
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2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy |
| ①卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー) 【英語英米文学科】 2. 英米文化を中心として異文化に積極的な関心を持ち、それを何らかの行動に移すことができる。 ②教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー) 【英語英米文学科】 3. 各専門領域への入門科目及び専門演習
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3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course |
| 聖書は欧米文化の基底をなすだけではなく、日本を含む世界の現代文化一般に広く影響を与えている。この授業では、『旧約聖書』の原初史の解読を通じて文書の成立過程を把握した後、「創世記」にある「バベルの塔」に焦点を当てて、この神話の様々なイメージの変遷を理解する。特に、宗教改革期のブリューゲル絵画の視覚表現、20世紀のカフカ文学における「言語」問題、20世紀初期の映画『メトロポリス』などの具体的な事例の分析を通じて、文化史的な考察を行う。
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4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline |
| 第1回目 イントロダクション 第2回目 天地創造とバベルの塔建設:『旧約聖書』の世界観(1) 天地創造 第3回目 天地創造とバベルの塔建設:『旧約聖書』の世界観(2) ノアの箱舟 第4回目 天地創造とバベルの塔建設:『旧約聖書』の世界観(3) バベルの塔 第5回目 そびえる神殿:古代バビロニアにおけるバベルの塔 第6回目 混乱した世界:ブリューゲルの描いたバベルの塔(1) ブリューゲル以前 第7回目 混乱した世界:ブリューゲルの描いたバベルの塔(2) ブリューゲルとその影響 第8回目 教会建築から摩天楼へ:ヨーロッパ建築史における塔 第9回目 言語の探求:「アダムの言語」とソシュール言語学 第10回目 言語による塔の建設:カフカの短篇(1) カフカ概説 第11回目 言語による塔の建設:カフカの短篇(2) 万里の長城 第12回目 言語による塔の建設:カフカの短篇(3) カフカにおける言語の問題 第13回目 未来社会のバベルの塔:フリッツ・ラングの映画『メトロポリス』(1) 前半 第14回目 未来社会のバベルの塔:フリッツ・ラングの映画『メトロポリス』(2) 後半 第15回目 まとめ(教材の関係や受講生の理解度に応じて多少進度の調整を行う)
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5.利用教科書 Textbook(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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6.参考書 Reference Book(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books |
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7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class | 時間 |
| ①配布されたプリントを事前に学習し、空欄にあてはまる語句を考えるなどの準備をする。
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| ②進度に応じて教科書を熟読し、授業中にその内容について発言する準備をする。
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| ③小テスト(3回実施)に備えて既習の授業内容を確認し、また実施後に復習する。
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8.フィードバック Instructor Feedback |
| 期末レポートについては、評価項目・基準を事前に周知する。小テストについては、実施後に口頭で模範解答を示す。各授業後に提出する「内容のまとめ」の記述方法については、初回の授業で説明する。
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9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation |
| 期末レポート50%、小テスト30%、平常点20% 期末レポート(教科書・プリントに拠る)についての詳細は授業中に指示する。小テストは3回実施予定。平常点は、授業中の学習達成度確認(出席カードによる各授業の「内容のまとめ」)に基づく。
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10.学習の到達目標 The Main Goals of Course |
| 1. 『旧約聖書』創世記の原初史部分の特に「バベルの塔」の物語についてその概略を述べることができる。 2. 近現代における「バベルの塔」の図像化されたイメージの特徴をブリューゲルの絵画を中心に説明できる。 3. 「バベルの塔」と「言語の混乱」の問題をカフカの文学的テクストという事例に即して論じることができる。
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11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students |
| 配付するプリントはレポートを書く際にも必要となる。バインダーなどを利用して、整理保存しておくこと。プリントは、所定時間帯以外の配付は行わない。最初に配付する週ないし次の週までに受け取ること。なお成績評価に関わる重要な指示は、授業の開始時間帯に行う。質問は授業中・授業後に随時受け付ける。
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