1.サブタイトル Subtitle |
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2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy |
| ①学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)【法】2.他人が法律又は政治に関する専門用語を用いて述べた発言の内容を正確に理解することができる。 ②教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)【法】2.近代以降に確立した学問体系に従って配置された法学部の専門科目を履修することによって、現行制度に基づく紛争処理方法とその限界を認識する。
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3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course |
| この講義は、国際政治を理解するうえで必要な諸概念や、基本的な考え方を概説することを目的とします。たとえば「大国」とは何か、国家はどのような原理や原則にしたがって行動しているのか、といった問題を順次とりあげます。
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4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline |
| この科目では受講生の理解度に応じ、講義内容の疎密および説明の深浅を調整します。そのため講義の進度についても、受講生の知識や関心の平均的水準(高校で「政治経済」を履修した者の比率や、科目内容に対する興味関心の度合いなど)が判断できない現時点で、明言することは困難です。しかし、これらの条件が例年通りであると仮定するならば、概ね下記のようになるものと想定されます。
第1回 イントロダクション:講義の内容・形式・進め方・成績評価の方法などに関するガイダンス 第2回 第1章 国際政治学概論:国際関係研究の定義と起源・分析の対象と方法 第3回 第2章 西欧国家体系(1):国際社会に関するさまざまなイメージ 第4回 第2章 西欧国家体系(2):ウェストファリア以前の「国際」体制/ウェストファリア体制とその変容 第5回 第2章 西欧国家体系(3):ウェストファリア体制とその変容(続き) 第6回 第3章 国際行為体Ⅰ(1):国際行為体(国際主体)とは/主権国家 第7回 第3章 国際行為体Ⅰ(2):主権国家(続き) 第8回 第3章 国際行為体Ⅰ(3):主権国家(続き) 第9回 第3章 国際行為体Ⅰ(4):主権国家(続き) 第10回 第4章 国際行為体Ⅱ(2):政府間国際機構 第11回 第4章 国際行為体Ⅱ(3):政府間国際機構(続き) 第12回 第4章 国際行為体Ⅱ(4):政府間国際機構(続き) 第13回 第4章 国際行為体Ⅱ(5):政府間国際機構(続き) 第14回 第4章 国際行為体Ⅱ(6):政府間国際機構(続き) 第15回 第4章 国際行為体Ⅱ(7):政府間国際機構(続き) 第16回 第4章 国際行為体Ⅱ(8):政府間国際機構(続き) 第17回 第4章 国際行為体Ⅱ(9):非政府間国際機構/個人 第18回 第5章 国際経済体制(1):自由貿易体制 第19回 第5章 国際経済体制(2):自由貿易体制(続き) 第20回 第5章 国際経済体制(3):国際経済開発問題 第21回 第5章 国際経済体制(4):国際経済開発問題(続き) 第22回 第6章 国際紛争(1):ベトナム戦争・カンボジア内戦 第23回 第6章 国際紛争(2):パレスチナ問題 第24回 第6章 国際紛争(3):パレスチナ問題(続き)/旧ユーゴスラビア紛争 第25回 第7章 国際理論(1):国際理論の定義/基本的性格/諸類型 第26回 第7章 国際理論(2):理想主義/現実主義 第27回 第7章 国際理論(3):現実主義/制度主義(多元主義) 第28回 第7章 国際理論(4):制度主義(多元主義)(続き)/新現実主義 第29回 第7章 国際理論(5):マルクス主義的国際理論 第30回 まとめ
もし今年度の受講生の知識量や理解力、国際政治に対する関心の度合が「例年より低い」と判断されれば、実際の講義はこれよりゆっくりと進み、また、より基礎的な事項の説明から始めます。逆に例年よりも理解力や関心が高いと判断すれば、基礎的な説明は省いたうえで、より専門的な部分まで解説を行います。さらに、実際の国際情勢の変化を受けて、講義の内容や順序を入替えることもあります。
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5.利用教科書 Textbook(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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6.参考書 Reference Book(s) |
No. | 書名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 著者 (Author) | ISBN番号 (ISBN) | 発刊年 (pub,year) |
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※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books |
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7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class | 時間 |
| ①講義で使用するレジュメは、前の回までに配布しますので、かならず目を通したうえで、判らない点については下調べをしてきてください。
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| ②ほぼ毎回の講義でミニテストを実施し、前回までの内容の理解度を確認しますので、復習を怠らないようにしてください。
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| ③講義のたびにレポート(800~1100字)を課します。レポートの論題は、その回の講義の要約や感想、講義でとりあげた重要な概念に関する説明、歴史的事件に対する自らの見解などですが、詳しくは第1回の講義(イントロダクション)で説明します。
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8.フィードバック Instructor Feedback |
| ミニテストについては正解をウェブサイトに掲載します。レポートに関しては、代表的なものを選択し、講義のなかで紹介し、その優れている点、改善すべき点について解説します。最終試験については、事後にウェブサイトに採点基準を公開し、あわせて解答例の提示もおこないます。
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9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation |
| 《概要》 (1)成績評価は最終試験の点数(0~100 point)を基礎とし、平常点(-150~+50 point)と裁量点(-100~+100point)を加味して行います。評価は60~69point=C、70~79point=B、80~89point=A、90point以上=Sとします。 (2)平常点は、毎回の講義で実施するミニテスト(択一式)の平均正解率をもとに算出します(平均正解率が75%を上回った/下回ったとき、その割合に応じて平常点もプラス/マイナスとなります)。 (3)最終試験は記述式とします。なおミニテストを一定回数以上欠席すると、最終試験の受験資格を失うので注意してください。具体的にはミニテストの総出題数のうち、80%以上に解答しなければ、受験資格は与えられません。 (4)裁量点は、最終的に評価を調整する際に加点/減点要素として使用する場合があります。たとえば講義中の私語などは減点要素となるので留意してください。
《詳細》 (1)成績評価(素点)の計算方法 成績評価(素点)は下記の方式により計算します。 素点=平常点(-150~+50point)+ 期末試験の点数(0~100point) + 裁量点(-100~+100point) (2)平常点 平常点は、授業期間中に実施するミニテスト(小テスト・中テスト・救済テスト)の正解率から算出します。 ア.小テスト 原則として毎回実施します(全24回) 試験時間は講義冒頭の5分間 出題数は10~12問程度 形式は2択/マークシート イ.中テスト 学期中に4回実施します 試験時間は講義冒頭の10分間 出題数は10問 形式は4択/マークシート ウ.救済テスト 就職活動や教育実習などで上記テストを受験できなかつた人のためのものです。 学期中に3回、最初の2回は講義時間外(昼休み)に、最後は講義時間中に実施します。 形式は40分で50問(2択+4択)/マークシート 希望者のみ受験してください。 エ.「解答率」と「正解率」 以上のミニテストの成績から、まず「解答率」と「正解率」を計算します。 ◇解答率(%)=(小テスト解答数+中テスト解答数+救済テスト解答数)÷(小テストの総出題数+中テストの総出題数)×100 ◇正解率(%)=(小テスト正解数+中テスト正解数+救済テスト正解数)÷(小テスト解答数+中テスト解答数+救済テスト解答数)×100 オ.平常点の算出方法 「正解率」の小数点以下を切捨てます(α)。 例1:82.35%→82/例2:69.55%→69 右の式にしたがつて、平常点(β)を計算します:β=(α―75) × 2 例1:82→ +14点/例2: 69→ -12点 (3)期末試験 ア.受験資格 期末試験は「ミニテストの解答率が80%以上」のときに受験できます。 イ.試験の形式 論述式/1題必答/持込み不可 (4)裁量点 評価を調整するため、加点・減点要素として使用することがあります。
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10.学習の到達目標 The Main Goals of Course |
| この講義では、国際政治について基本的な知識を習得すると同時に、各自が実際の国際政治を観る目を養い、さらにそれを自分の言葉(文章)で説明できるようになることをめざします。そのため、上記の目標に到達したかどうかを確認するため、単位認定のための最終試験は「論述式」とします。
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11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students |
| 「授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度」に明記した通り、この科目では、開講後に、皆さんの知識量や理解度を判断しながら、講義内容の疎密および説明の深浅を調節します。したがって上に記された通りのペースで講義が進むとはかぎりません。 また進度や講義の内容、復習レポートの論題、さらに最終的な単位認定のラインは「平均的な理解力や知識量を有する学生が、予習と復習(講義ごとに計4.5時間)を欠かさず行った場合に到達する水準」に基いて設定します。したがって学生の皆さんには、それぞれの知識量や理解力に応じた努力(具体的には復習レポートの作成やミニテストのための勉強などの、講義時間外の学習)が求められますので、そのつもりで受講して下さい。 なお講義に関する連絡や告知は、ウェブ・ページ(http://s-ito.jp/)を通じて行います。このページを毎回チェックしていることを前提に講義を進めますので注意してください。そのほかの留意事項は最初の講義(イントロダクション)で説明します。
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