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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2002~環境科学II (1)Environmental Science II
2
後期
金曜日4時限
河野 公栄

1.サブタイトル Subtitle
環境にやさしい生活を目指す。
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
●ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
①幅広い分野の叡智を学び、深い教養を身につける。
⑥自分や社会がかかえる課題に関心を持ち、それを解決しようとする姿勢を身につける。
●カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
①大学生として、また一市民として必要な、基礎的な教養やスキルの習得を目指す。
②激しく変貌する社会を見据えながらも、主体性を持って、公正かつ分析的に真理を探究しようとする学問的態度と豊かな人間性の涵養を目的とする。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
わが国では、過去に深刻な健康被害をともなう大気、水、土壌などの汚染問題が生じた。その反省に基づいて汚染の低減化や環境を保全する種々の取り組みが現在行われている。そこで本授業では、大気、水及び土壌の汚染の原因、現状を理解し、さらに環境諸相の汚染を引き起こす廃棄物の問題についても理解を深め、我々の生活基盤としての環境にどのようにかかわったら良いかを考える。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回目  人類生存の場としての地球環境(1)地球史と人類
第2回目  人類生存の場としての地球環境(2)人類の特性とその環境に及ぼす影響
第3回目  大気汚染(1)原因と現状 発生源、大気環境基準
第4回目  大気汚染(2)汚染物質とヒトへの健康影響 窒素酸化物、イオウ酸化物、PM2.5
第5回目  大気汚染(3)汚染物質とヒトへの影響 汚染事例(四日市ぜんそく)
第6回目  水質汚濁(1)原因と現状 発生源、水質環境基準
第7回目  水質汚濁(2)汚染物質とヒトへの健康影響 重金属、有機溶剤
第8回目  水質汚濁(3)汚染物質とその水系に及ぼす影響 栄養塩類、富栄養化
第9回目  土壌汚染(1)原因と現状 発生源、土壌環境基準
第10回目 土壌汚染(2)汚染物質と地下水汚染 重金属、有機溶剤
第11回目 土壌汚染(3)汚染事例 カドミウム汚染、ひ素汚染
第12回目 廃棄物と循環型社会(1)ゴミ問題の現状 廃棄物とは、発生量 
第13回目 廃棄物と循環型社会(2)廃棄物対策 中間処理、最終処分
第14回目 廃棄物と循環型社会(3)廃棄物による汚染事例 香川県豊島、米国・ラブカナル
第15回目 まとめ

上記の各項目について、文献などで得られた最新情報を紹介し、PCプロジェクタ-と板書で講義する。授業の進捗状況にあわせてショートテストを課して、受講者の理解度、関心度を確認しつつ授業をすすめる。上記授業内容以外に、環境関連のトピックスについても取り上げることがある。なお講義の進捗状況によって一部内容を変更することがある。環境科学ⅠとⅡは補完的な内容であり、環境科学の全容を理解できるよう講義を行うことを目指している。
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
環境白書(平成30年版)
日経印刷
環境省
9784865791174
2018
2
新デ-タガイド地球環境
青木書店
本間 慎
9784250208102
2009
3
環境科学 改訂版
実教出版
金原 粲
9784407332452
2014
4
やさしい環境科学
化学同人
保田仁資
9784759809237
2011
5
環境科学の基礎 第2版
東京電機大学
岡本博司
9784501626006
2011
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
各項目の授業内容に関する資料(コピー)を配布する。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習: 次回の授業内容を確認し、その範囲の専門用語を調べ理解しておくこと
1.5 時間
復習: 授業の板書内容を確認する。疑問点は、次回授業時に質問など行う
2.0 時間
授業時のショートテスト課題について、板書内容を復習して、再確認する
0.5 時間

4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
授業の理解度を確認するために授業中に3回以上のショートテストを課す。ショートテスト後、授業中にショートテストの課題について解説する。さらに最終試験については、試験後に問題解答のポイントについて解説するので、最終試験受験者は最終試験が終了したら試験場に参集し、問題解答の解説を受講すること。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
授業の理解度を確認するために授業中に3回以上のショートテストを課す。ショートテスト後、授業中にショートテストの課題について解説する。さらに最終試験については、試験後に問題解答のポイントについて解説するので、最終試験受験者は最終試験が終了したら試験場に参集し、問題解答の解説を受講すること。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
1. 我々の日常生活や産業活動が大気、水、土壌環境に及ぼす影響について説明できる。
2. 我々の生活基盤としての環境に対し、負荷が少ない生活のあり方を主体的に考えることができる。
3. 環境に関する諸問題に関心を持ち、問題解決に向けた持論を展開できる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
前期開講「環境科学Ⅰ」と後期開講「環境科学Ⅱ」は、我々を取りまく種々の環境問題に関連する相互補完的内容を含んでおり、「環境科学Ⅰ」の内容の一部を「環境科学Ⅱ」で、また「環境科学Ⅱ」の内容の一部を「環境科学Ⅰ」の講義で行うことがある。なお6項で示した以外の参考書については、必要に応じ授業中に紹介する。


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