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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2002~国際関係論IIInternational Relations II
2
後期
水曜日5時限
谷口 裕亮
中嶋 慎治

1.サブタイトル Subtitle
集団的自衛権について考える・アフリカの国際関係
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
●ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
①幅広い分野の叡智を学び、深い教養を身につける。
⑥自分や社会がかかえる課題に関心を持ち、それを解決しようとする姿勢を身につける。
●カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
①大学生として、また一市民として必要な、基礎的な教養やスキルの習得を目指す。
②激しく変貌する社会を見据えながらも、主体性を持って、公正かつ分析的に真理を探究しようとする学問的態度と豊かな人間性の涵養を目的とする。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
集団的自衛権については、権利として保持しているが、憲法上行使することが許されないとするのが従来の日本政府の公式見解であった。しかし、近年その見直しについて論議がなされ,2014年7月には憲法解釈の変更で集団的自衛権行使を容認する閣議決定がなされて2015年9月には集団的自衛権を行使するために関連法案が成立した。ここでは集団的自衛権の本質について考える。
後半では、国際関係論の事例としてアフリカを取り上げ、その政治的・経済的・社会的な国際関係を学ぶ。アフリカの国際関係に関する学生の理解を深め、関心を広げるため、通常の講義に加え、ビデオを視聴したり、新聞や雑誌を読んだりする。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回 米国の対日戦略と日米安全保障条約の成立
第2回 憲法改正と集団的自衛権
第3回 国連憲章51条の成立過程
第4回 国連憲章とブッシュ・ドクトリン
第5回 第一次改憲と60年安保改定1:導入
第6回 
アフリカとその国際関係:導入
第7回 
大西洋奴隷貿易と、ヨーロッパ諸国による植民地支配
第8回 
アパルトヘイトを支えた南アフリカの国際関係
第9回 
アパルトヘイト後の南アフリカの国際関係
第10回 アフリカと国際貿易 
第11回 アフリカをめぐる国際援助
第12回 アフリカ国家の諸相と、そのアフリカの国際関係へのインパクト
第13回 アフリカの国際関係と超国境関係のパターン
第14回 
今後のアフリカの国際関係
第15回 まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
集団的自衛権とは何か
岩波書店
豊下楢彦
4004310815
2007
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
現代アフリカ経済論
ミネルヴァ書房
北川勝彦・高橋基樹
9784623071722
2014
2
最底辺の10億人
日経BP社
ポール・コリアー
9784822246747
2008
3
Power, Wealth and Global Equity 3rd ed.
UCT Press
McGowan, Cornelissen and Nel
9781919713939
2006
4
アフリカ経済論
ミネルヴァ書房
北川勝彦・高橋基樹
9784623041602
2004
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books

7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
日々新聞報道などで、集団的自衛権行使のための法改正や新法を成立させるための国会審議をフォローし、その成り行きを確認すること。
1.0 時間
予習として、当日の授業内容をキーワードなどから予想して組み立ててみる。
2.0 時間
復習として、ノートを整理し授業でわからなかった点について参考書などを読み解決する。
1.0 時間

4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
最終試験終了後に希望者には正答例を配布する。また、全体の成績分布や試験結果に関する短評などを学内に掲示する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
授業への出席状況を加味したうえで最終試験の成績によって評価する。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
①集団的自衛権と日本外交のあり方を理解する。とくに日米安全保障条約の本質を考える。
②アフリカを題材として国際関係の実際を理解する。
③一般に、国際関係を客観的・理性的に考えることができるようになる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
授業中のラップトップやスマートフォン等の電子機器の使用は禁止する。ノートやメモは手書きとする。どうしても使わなければならない理由がある場合は申し出ること。


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