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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2002~国際事情IIInternational Affairs II
2
後期
火曜日2時限
穴田 浩一

1.サブタイトル Subtitle
南北問題:地球規模の経済格差。開発途上国の経済・社会開発の諸課題と先進国による政府開発援助(ODA)
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
以下各方針に合致
●ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
①幅広い分野の叡智を学び、深い教養を身につける。
⑥自分や社会がかかえる課題に関心を持ち、それを解決しようとする姿勢を身につける。
●カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
①大学生として、また一市民として必要な、基礎的な教養やスキルの習得を目指す。
②激しく変貌する社会を見据えながらも、主体性を持って、公正かつ分析的に真理を探究しようとする学問的態度と豊かな人間性の涵養を目的とする。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
今日の世界が直面する最大の問題の一つである南北問題(先進国と開発途上国の経済格差の問題、途上国における貧困問題やそこから派生する感染症・環境破壊などの地球規模の諸問題)の現状についての理解を深め、開発途上国が抱える経済・社会開発の諸課題、先進国による政府開発援助(ODA)に関して正確に理解することを目的とする。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
第1回 導入。本講座の実施要領を詳説。南北問題とは何か。(受講者は必ず出席すること)
第2回 開発途上国の「誕生」とその現状
第3回 南南問題:南北問題の深化
第4回 復興援助と開発援助
第5回 政府開発援助(ODA)の定義と実情
第6回 日本のODA:その量
第7回 日本のODA:その質
第8回 ワークショップ:貿易ゲーム
第9回 青年海外協力隊経験者の講話
第10回 松大生による途上国支援:事例紹介
第11回 緊急援助と復興援助
第12回 模擬ディベート:途上国支援の是非
第13回 人造りと国造り
第14回 日本のODAと国益
第15回 総括
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
ODAの現場で考えたこと:日本外交の現在と未来
NHK出版
草野厚
9784140911549
2010
2
ODA再考
PHP研究所
古森義久
9784569624600
2002
3
アフリカ・レポート:壊れる国、生きる人々
㈱岩波書店
松本仁一
9784004311461
2008
4
ODA:政府開発援助
中央公論新社
渡辺利夫、三浦有史
9784121017277
2003
5
日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか
朝日新聞社
草野厚
9784022731838
2007
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
必要に応じてプリント等を配布する。(なお、配布物はその日限りとし、後日配布することはしない。)
教科書は、後日指定する。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予め指示のあった指定図書の当該頁を必ず事前に読了の上、講義に臨むこと。
2.0 時間
講義時に取ったノートを再読しつつ、世界の経済格差が何故存在するのか、その解決に向け一個人として何をなし得るか等々につき問題意識を持って考えること。
2.0 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
講義中に不定期に実施する課題やワークに関しては、事後、講義中に模範的な解答例等を明示する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
受講者数にもよるが、可能な限り参加型の講座としたいと考えているので、講義への積極的・建設的な参加(質問・コメント・提言等や問題提起等々)を歓迎する。また、これをもって参加点とする。(履修者人数如何によっては、グループ分けしワーク・ショップ形式の授業となる場合がある。)
講義中に課題またはワーク等を複数回、不定期に実施する予定。
最終評価は概ね、
講義中に実施する課題またはワーク等:80%
講義への貢献度・参加点(詳細上記参照):20% の割合にて総合的に判定する予定。(変更ある場合は、講義中に発表する。)
なお、詳細については講座の初回に文書をもって説明の予定。よって、受講希望者は必ず初回の講義に出席すること。
ちなみに、平成29年度後期の本講座の成績分布は以下の通り。
S評価:17%、A評価:17%、B評価:22%、C評価:12%、F:32%
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
本講義を通じて以下の諸点ができるようにする。
①東西冷戦終焉後も世界が直面する最大の課題の一つである南北問題、なかでも開発途上国が抱える貧困を始めとする諸問題の現状について理解し、それが先進国の国民にとって無関係な問題ではないという点を充分に理解する。
②先進国による政府開発援助(ODA)について理解し、特に日本の場合は我々国民が負担している税金がその主たる財源となっているという事実を把握する。
③世界が多様な価値観・多様な文化から成っていることを理解し、世界の動向を正確に把握する力を養う。
④批判的分析力を養い、論理的な思考を深める。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
薬学部学生のいわゆる「受験有資格持ち越し制度」については、本講義ではこれを対象としない。よって、薬学部の学生は予め充分留意のこと。
世界史、なかでも近現代史に関する基本的な知識を有することは、本講義受講に際しての必須条件。
また、必要に応じ英字紙や関連する英語論文も参照するので英語の基本的な読解力も必要。
新聞を広げた時に、国際面には必ず目を通すという学生の出席を歓迎する。
反対に新聞を読まない・読んだことない、テレビやラジオのニュース番組には関心がない、そんな学生の聴講はお断り。
国際情勢に関して、大学生としての一般常識・教養を身につけていない学生は、本講座の単位取得が極めて困難であろう旨予め了知されたし。また上述の通り参加型のグループ・ワークなどを実施予定であるので、自主性・自律性・協調性ある学生のみ履修されたし。
なお、上記各事項は本件記載時点での情報をもとにしている。よって、上記内容は全て、講義の過程で変更あり得べきものとして予め留意されたし。変更事項は、全て講義中において発表する。
【実務経験のある教員による授業科目】


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