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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2002~言語学IILinguistics II
2
後期
火曜日2時限
久保 進

1.サブタイトル Subtitle
ことばとその周辺と背景を学ぶ
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
●ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
①幅広い分野の叡智を学び、深い教養を身につける。
②異なる価値観や文化を理解し尊重する姿勢を身につける。
③自分の意見を論理的に表現する能力を身につける。
●カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
①大学生として、また一市民として必要な、基礎的な教養やスキルの習得を目指す。
②激しく変貌する社会を見据えながらも、主体性を持って、公正かつ分析的に真理を探究しようとする学問的態度と豊かな人間性の涵養を目的とする。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
受講生は、これまでの日常生活であたりまえのように使ってきたことばを、それをとりまく歴史・文化・民俗との関わりのなかで考察することで、ことばの実態や実相を科学的にとらえることができるようになる。加えて、言語学IIでは、受講生は質問紙法、面接(体面)調査法、参加型フィールドワークといったフィールドワークの手法とその実例を学ぶことで、方言と民俗に生まれたことばの生の姿を体系的に学ぶことができる。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
1.イントロダクション
2.方言を学ぶ(1)地域方言、方言区画論、方言周圏論
3.方言を学ぶ(2)バリエーション、方言アクセント
4.方言を学ぶ(3)ことばの切り替え、スピーチ・アコモデーション
5.方言を学ぶ(4)社会方言、位相語(もじ言葉、隠し言葉)
6.民俗に生まれたことばを学ぶ(1)縁起、験、忌み言葉
7.民俗に生まれたことばを学ぶ(2)ハレとケ、ケガレ、出産の民俗とことば
8.民俗に生まれたことばを学ぶ(3)言霊、憑く
9.ことばの調査を学ぶ(1)質問紙法、重出立証法
10.ことばの調査を学ぶ(2)テキストの構造、亥の子唄の調査の実際
11.方言調査を学ぶ(1)聞き取り調査法、アクセントの調査の実際
12.方言調査を学ぶ(2)アクセントの類型
13.民俗のことばの調査を学ぶ(1)参加型フィールドワーク、フィールドについての事前研究
14.民俗ことばの調査を学ぶ(2)調査対象の変遷、調査対象をとりまく人々への対人調査法
15.まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
ことばとフィールドワーク
晃洋書房
久保 進・久保裕愛・久保博雅
9784771029507
2017
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
言語行為と調整理論
ひつじ書房
久保 進
9784894766570
2012
2
社会言語学と展望
くろしお出版
真田信治(編)
9784874243459
2013
3
方言の研究1
ひつじ書房
日本方言研究会
9784894767720
2015
4
「県別」方言感覚表現辞典
東京堂出版
真田信治・友定賢治(編)
9784490109047
2018
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books

7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習:次回の講義のテーマに関して、テキストを熟読し疑問点をまとめておく。
2.0 時間
復習:講義で学んだ事柄をノートに整理し纏めておく。
2.0 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
授業中に課すクイズ・小テスについてはその都度正答を提示する。また、定期試験については試験実施後、正答をホームページで開示する。自由レポートについては、採点の上講評をつけて翌週に返却する。良いレポートは、授業で紹介する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
授業での参加度(質問や問題提起)(20%)と定期試験(80%)による。
尚、自由レポートにたいする評価点は、定期試験の得点に加算するものとする
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
受講生はふだん使われていることばが生活文化、歴史、民俗の中でどのように生まれ現在があるかを科学的に知る。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
遅刻・早退・途中退出・は健康上の理由を除き極力遠慮してください。(授業中の水分補給、着帽等は、健康上必要な場合は認めます。)他の学生の権利を侵害しないようにしてください。


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