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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
2002~倫理学IIEthics II
2
後期
水曜日1時限
二瓶 真理子

1.サブタイトル Subtitle
倫理学入門Ⅱ:規範倫理学と応用倫理学上の諸立場と諸問題
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
①関連する学位授与方針 ディプロマ・ポリシー
【全学共通科目】(1)幅広い分野の叡智を学び、深い教養を身につける。(2)異なる価値観や文化を理解し尊重する姿勢を身につける。

②関連する教育課程編成・実施の方針 カリキュラム・ポリシー
【全学共通科目】教養教育科目 大学生として、また一市民として必要な、基礎的な教養やスキルを習得する。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
西洋哲学におけるいくつかの代表的な倫理的理論・立場について整理し検討していく。
後期の倫理学入門Ⅱでは、義務論と功利主義以外の規範倫理学上の諸立場と、応用倫理学上の主要な課題を取り上げる。

講義の目的:
提示される各立場についての概念や議論構成を学習し、規範倫理学や応用倫理学についての基本的知識を習得する。
またそれら知識の理解を通じて、さまざまな価値観や判断基準の在り方を理解し尊重する姿勢を習得する。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
1.イントロダクション:講義の進め方・成績評価・教材配布・参考書等の説明。倫理学とは何か。前期倫理学Ⅰとの関係など。
2.義務論、功利主義の概要と問題点
3.義務論・功利主義路線への批判:B・ウィリアムズなど
4.徳倫理学(1)古代における徳の考え方
5.徳倫理学(2)現代の徳倫理学、フット、マッキンタイアなど
6.徳倫理学(3)現代の徳倫理学、ヌスバウムなど
7.ここまでの振り返りと発展的話題の補足
8.正義論とその周辺(1)ロールズの立場
9.正議論とその周辺(2)ロールズの立場と、運平等主義など
10.正義論とその周辺(3)ケイパビリティアプローチなど
11.正義論とその周辺(4)コミュニタリアンの指摘など
12.ケアの倫理(1)ギリガンの指摘、フェミニズムの観点など
13.ケアの倫理(2)M・スロートによる展開など
14.ここまでの振り返りと発展的話題の補足
15.全体のまとめ


*履修者の関心や理解度に応じて、講義の順番や進捗状況が変化したり、内容を補足することがあります。
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
倫理学の道具箱
共立出版
ジュリアン・バジーニ
9784320005860
2012
2
現代の倫理的問題
ナカニシヤ出版
長友敬一
9784779504785
2010
3
文脈としての規範倫理学
ナカニシヤ出版
田中朋宏
9784779506727
2012
4
5
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books
各回ごとに教員が、スライドハンドアウトやその他資料・参考文献表などの教材を準備します。
教材の配布には、moodleを利用する予定です。初回授業時に詳細を説明しますが、原則として、教員は教材の紙媒体への印刷・配布は行いません。
各授業回のおおむね1週間前までに教材をMoodle上にアップロードしますので、Moodle上から教材をダウンロードしてください。授業中には、各自で印刷したものを持参するか、PC等で閲覧してください。
7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
予習:次回のレジュメを読む。その内容と予告されたキーワード、概念、人物について概要を調べておくこと。講義前に資料の配布があった場合には、授業前に概要に目を通しておくこと。また、資料やURL等で見ておくように指示されたものがあれば、授業前に見て概要を把握しておくこと。
1.5 時間
復習:授業で使用した資料、ノート等を確認し、内容やキーワードを整理する。また、扱われた内容にかんして、何がどのように問題と考えられているのかを自分の言葉・文章で説明できるようにしておくこと。また、関連する文献や資料等の紹介があった場合には、必要に応じて調べて目を通しておく。
1.5 時間
復習:毎回の授業後に、Moodle上に設定した小テストまたは小課題を受験する。わからなかった問題については、教材やノート等を参照して復習する。
1.0 時間

4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
授業時間後にMoodle上で実施する小テストまたは小課題についてはは、その後の授業時間中に、解答例・解答のポイントを説明する。正答率が低かった点や質問があった点についても、その後の授業中に説明する。

最終試験については、試験実施後にMoodleにて、解答例・解答のポイントを公開する。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
・授業時間後にMoodle上で実施する小テストまたは小課題の結果40%
・学期末に行う最終試験の結果60%

*授業後に実施するテストは、授業内容の理解度・定着度をはかる目的で実施する。
*最終試験は各概念や理論の正確な理解に加え、それら知識を用いながらひとつの問題や事象に対する様々な立場の存在とそれら諸立場のあいだの相違を捉えることができているかをはかる目的で実施する。最終試験は筆記試験を含む。最終試験の詳細な形式については授業時間内にアナウンスする。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
提示される各立場についての概念や議論構成を学習し、規範倫理学や応用倫理学についての基本的知識が習得できている。
またそれら知識の理解を通じて、さまざまな価値観や判断基準の在り方を理解し尊重する姿勢が身についている。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
質問等は授業前後に対応、そのほかオフィスアワーまたはメールでも対応します。
教員のオフィスアワーとメールアドレス等は、初回授業時にお知らせします。


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