カタオカ リョウタ
KATAOKA Ryota
片岡 亮太 所属 松山大学 経営学部 経営学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/06 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 目標設定とインセンティブの関係:管理会計における経済学に基づく実証研究に関する文献レビュー |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 国民経済雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神戸大学経済経営学会 |
巻・号・頁 | 223(6),19-39頁 |
著者・共著者 | 片岡亮太,永田大貴,小笠原亨,早川翔,三 矢裕 |
概要 | 管理会計において,目標設定は伝統的に重要な研究テーマであるものの,目標設定とインセンティブの関係は十分に明らかにされているとはいえない。本研究では,これらの関係について扱う実証研究をレビューし,これらの研究が依拠している理論にまで踏み込み,整理することで,この分野における将来的な研究の方向性について議論する。レビューの結果,これらの実証研究は,(1)いずれも異なった理論体系や仮定に基づいていること,(2)いずれの理論も目標設定の最適性については議論していないこと,の2 点が明らかとなったが,「そもそも,なぜ目標を設定するのか」という根本的な問いには答えることができない。この問いを解決するため,本研究では,(1)目標設定に関するプリンシパルからエージェントへの情報伝達に注目する,(2)会計数値の特性に注目する,(3)経済学以外の理論ベースを組み合わせる,という3 つの方向性を提案する。 |
DOI | 10.24546/E0042475 |
ISSN | 0387-3129 |