ムラタ　タカユキ   MURATA Takayuki   村田　毅之    所属   松山大学  法学部 法学科    職種   教授
Language	Japanese
Publication Date	2016/11
Type
Peer Review	With peer review
Title	過半数代表者―トーコロ事件
Contribution Type
Journal	別冊ジュリスト
Journal Type	Japan
Publisher	有斐閣
Volume, Issue, Pages	(230),78-79頁
Author and coauthor	労働基準法は、その最低基準を、労使協定の締結という形で、緩和したり、規制を解くことを認めており、その代表例が、第36条に基づく三六協定である。その労働者側の当事者となる過半数代表者は、労働者の集団的意思を代表する者であることが当然要請されるが、そういった趣旨に反する選出方法がまかり通っており、その実例ともいえる事案の最高裁判所判決であるトーコロ事件を取り上げて、現在でも改善が進んでいるとは言えない実態にある過半数代表者の選任手続に関する問題を詳細に検討したものである。