ミョウショウ ヒロアキ   MYOSHO Hiroaki
  明照 博章
   所属   松山大学  法学部 法学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/08
形態種別 学術論文
標題 正当防衛における「やむを得ずにした行為」の意義
執筆形態 単著
掲載誌名 川端博先生古稀祝賀記念集 上巻
掲載区分国内
出版社・発行元 成文堂
巻・号・頁 157-180頁
概要 「やむを得ずにした行為」の意義の解明には、正当防衛の正当化根拠に遡り、正当化根拠と要件の関係を明確にする必要があるが、本稿では、正当防衛の正当化根拠に関して、川端教授の所説である「正当防衛権には、『自然権』としての側面と『緊急権』としての側面があり、その正当化もこれらの二つの面から考察しなければならない。そこで、自然権の側面においては、個人の自己保全の原理が正当化の働きをし、緊急権の側面においては、法の自己保全の原理が正当化の働きをすることになり、両者が同時に作用する」という見解を前提に、正当防衛の正当化根拠と「やむを得ずにした行為」(刑法36条1項)の関係を明確にすることによって、「やむを得ずにした行為」の意義を解明した。