ツジ ショウコ   TSUJI Shohko
  辻 祥子
   所属   松山大学  人文学部 英語英米文学科
   職種   教授
発行・発表の年月 2012/10
形態種別 著書
標題 著書名:カウンター・ナラティヴから語るアメリカ文学、
論文名:二つの迷宮をさまよう女性―チャイルドの『ニューヨークからの手紙』
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 音羽書房鶴見書店
概要 社会改革家、L・M・チャイルドは、都市を彷徨うことに多くの制限があった19世紀半ばの女性の一人でありながら、その不利な立場を逆手に取って、優れた紀行文『ニューヨークからの手紙』を書き、幅広い読者の共感を勝ち取る。中産階級の彼女からすると遠い存在であるはずの貧困者や病人など社会的弱者にそっと寄り添う姿勢から、我々は学ぶことが多い。彼女は、男性旅行者のように高みから見下ろすのではなく、弱者の置かれている闇の中に自らも身を置くことができている。異文化理解や他者理解に大きなヒントを与えてくれる作品である。(pp.56~72)(伊藤詔子、新田玲子、辻祥子他17名)
ISBN 978-4-7553-0269-