Eleanor CARSON
   Department   Matsuyama University  Department of English Language, English and American Literature, Faculty of Humanities
   Position   Lecturer
Language English
Publication Date 2014/10
Type
Peer Review With peer review
Title Teachers and students: At L1 odds in the EFL class.
Contribution Type
Journal TypeJapan
Publisher JALT
Volume, Issue, Pages pp.248-260
Details 大学に入学してくるEFL学習者はたいてい、L1の説明がなければL2を学べないと予想している。一方、教員は学生にL2を極力使わせようとする。その結果、学生の好みと教員の信条との間に不一致が生じる。本研究では以下二つの問題を検討する。第一に、教員にL1を使って欲しがる学習者の嗜好性は、彼らのL2習熟度に影響されるのか。第二に、L1の使用に対する学習者の好みと教員の信条は合致しうるのか。新たに考案した調査測定手段「教授言語に関する学生の嗜好性(Student Preferences for Instructional Language: SPIL)」を使い、5つの教育要素に関して、L1使用を求める学生(N = 1,424)の反応を教員(N = 32)の信念と比較した。L1使用を求める傾向は、学生の習熟度と強く関連し合っており、初級レベルから中級レベルにかけて減少し、各種試験や文章読解の際に最も高まった。学生と教員の間で反応が分かれたのが、L1を使った復習と文法説明であった。理論的側面と教育的側面との関係性については、本文内で考察していく。