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オオクラ ユウジ
OHKURA Yuji
大倉 祐二 所属 松山大学 人文学部 社会学科 職種 教授 |
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| 発行・発表の年月 | 2007/10 |
| 形態種別 | 学会報告 |
| 標題 | 釜ヶ崎における寄せ場機能の弱体化とその社会的意味 |
| 執筆形態 | その他 |
| 掲載誌名 | 関東学院大学 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 日本社会学会 |
| 概要 | これまで黙認されてきた居住実態のない寄せ場(釜ヶ崎)の日雇労働者の住民票が、ある事件報道をきっかけに職権で消除され、社会問題化したことについて考察した。寄せ場(釜ヶ崎)では以前から日雇労働者が雇用保険加入のために居住実態のない建物に住民票を移し、行政もそれを黙認していた。しかしマスコミ報道によって居住実態のない住民票の存在が明らかになると行政はそれらを職権で消除した。この事例は、全体社会の制度・仕組みと異なる下位社会における制度・仕組みの脆弱さを示していると考察した。 |