セン ヨシハル
SEN Yoshiharu
銭 偉栄 所属 松山大学 法学部 法学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 市民後見人の現状とその将来像 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 草野芳郎・岡孝編著『高齢者支援の新たな枠組みを求めて』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 白峰社 |
巻・号・頁 | 70-100頁 |
概要 | 現行成年後見制度は、成年後見は家族の有すべきものとされる保護機能の一部であり、親族後見人が成年後見人等の主たるなり手であるという伝統的な考えに依拠して構築されている。ところが、成年後見制度の利用者数が増加する傾向にあるのに対して、少子高齢化の進行などにより、成年後見人等に占める親族後見人の割合が次第に低くなり、2000年度に成年後見人等全体の約90.9%を占めていた親族後見人は、2014年には全体の約35.0%にまで低下した。そこで注目されたのが市民後見人である。本稿は、市民後見人の活動の現状について考察した上、成年後見制度の運用において市民後見人が果たすべき独自の役割を検討することを目的とする。 |