セン ヨシハル
SEN Yoshiharu
銭 偉栄 所属 松山大学 法学部 法学科 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2002/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 履行遅滞の場合における即時解除の要件についての一考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 岡孝編著『契約法における現代化の課題』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 法政大学出版局 |
巻・号・頁 | 79-101頁 |
概要 | ドイツ民法旧第326条第2項に関する判例を素材に、債務者が履行遅滞にあるときにおける債権者の即時解除の要件を考察する。同条は履行遅滞による債権者の利益喪失を即時解除の要件とした。旧判例・通説は、利益喪失についての債務者の予見可能性を問題にする必要がないとした。これでは、債務者に予期せぬ不利益を及ぼすのではないか。しかし判例は実際のところでは、利益喪失の存否の判断を、各事案における諸般の事情に基づいて客観的に行っているから、そのような問題は生じない。 |