ミョウショウ ヒロアキ
MYOSHO Hiroaki
明照 博章 所属 松山大学 法学部 法学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 正当防衛における「自招侵害」の意義 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 法と政治の現代的諸相-松山大学法学部20周年記念論文集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 株式会社ぎょうせい |
巻・号・頁 | 355-380頁 |
概要 | 自招侵害と正当防衛の成否について、すでに日本の判例においても蓄積があるにもかかわらず、十分な検討がなされていない状況にあった。そこで、第3章において「侵害の急迫性」の意義、昭和52年決定によって示された侵害の「急迫性の消極的要件」としての「積極的加害意思」と「防衛の意思」の関係を整理した上で、昭和52年決定以降に下された自招侵害に関する判例の動向を分析した。本章では、上記の分析を踏まえ、平成20年最高裁決定の意義について検討を加えることとした。
その結果、法律構成としては「正当防衛の要件論の次元を超えた領域」において事例解決を図っていることが確認できた。 |