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カルロス ペーター ライネルト
Carlos Peter REINELT
Carlos Peter REINELT 所属 松山大学 経営学部 経営学科 職種 講師 |
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| 言語種別 | ドイツ語 |
| 発行・発表の年月 | 2023/05 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 『魔の山』は「忘れるにはよい場所だ」――日本アルプスのカストルプ――宮崎駿の『風立ちぬ』(2013年)における過去克服のためのドイツ語文学の受容 |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | ドイツ文学 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 日本独文学会 |
| 巻・号・頁 | (165),167-187頁 |
| 著者・共著者 | Carlos Peter REINELT |
| 概要 | 本稿では、宮崎駿が最新作『風立ちぬ』(2013年)において、ドイツ文学(特にトーマス・マンの『魔の山』(1924年)、ヴィルヘルム・ミュラーの『冬景色』(1824年)、エリック・チャレルの『Der Kongress tanzt』(1931年))を用いて、日本の歴史に対する違和感を観客に突きつけていることを紹介します。この現象は、中島敦、阿部公房、喜多盛雄、三島由紀夫、大江健三郎、村上春樹らが、日本における第二次大戦とその余波について書く際に、トーマス・マンやフランツ・カフカ、ギュンター・グラスなどの作家を参照しながら、同様のアプローチで書いたものと比較することができる。 |
| DOI | https://doi.org/10.11282/jgg.165.0_167 |