ミョウショウ ヒロアキ
MYOSHO Hiroaki
明照 博章 所属 松山大学 法学部 法学科 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2002/02 |
形態種別 | 判例研究 |
査読 | 査読有り |
標題 | 一 けん銃で武装した他の暴力団からの襲撃に対して、現場に駆け付けた氏名不詳者らとともに、けん銃で応戦し、襲撃者のうち二人を射殺したとの事案で、正当防衛の成立を否定した原判決の判断が維持された事例 二 裁量による未決勾留日数の本刑算入が過少であるとして、原判決の量刑が不当に重いとされた事例 -大阪高判平13・1・30判時1745号150頁- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 現代刑事法 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 現代法律出版 |
巻・号・頁 | 4(2号(34号)),82-86頁 |
概要 | 現代法律出版の依頼により、大阪高判平13・1・30判時1745号150頁の判例評釈を行った。
指定暴力団甲組傘下の乙会内丙組組長である被告人は、乙会会長Aの生命・身体を狙って拳銃等を用いた襲撃がありうることを予期し、襲撃を受けた場合にはその機会を利用して襲撃者に対し積極的に加害行為をすることを、氏名不詳者数名と共謀していた。被告人は、Aの散髪に身辺警護として同行し、Aの散髪中、理容店の待合室で待機していたところ、Aらが、B・Cらから拳銃で発砲される襲撃を受けるや、その反撃として、上記の謀議に基づき、上記理容店および周辺路上において、殺意をもって、法定の除外事由がないのに所持していた拳銃を発砲し、襲撃者のうちB・Cを殺害した。 以上の事例において大阪高裁が下した判決を京都地裁の下した判決と比較しつつ位置づけを行った。 |