|
オオクラ ユウジ
OHKURA Yuji
大倉 祐二 所属 松山大学 人文学部 社会学科 職種 教授 |
|
| 発行・発表の年月 | 2005/09 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 査読 | 査読有り |
| 標題 | 寄せ場の「弱体化」と労働者の高齢化 |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 現代の社会病理 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 日本社会病理学会 |
| 巻・号・頁 | 49-66頁 |
| 総ページ数 | 17 |
| 概要 | 厚生労働省が実施する「屋外労働者職種別賃金調査」の報告書未掲載表と西成労働福祉センターの業務統計を利用し、90年代に寄せ場(釜ヶ崎)の日雇労働者が野宿生活者(ホームレス)化した要因について分析した。90年代初め、大阪府下の土工就業者の内部構成に変化が生じ、高賃金層と若年層が増加する。この背景には「多能工」化や寄せ場以外の土工への就労経路の拡大があると考えられる。その結果として寄せ場(釜ヶ崎)の一部の労働者は事実上就労不能となり、野宿生活を余儀なくされたのである。 |