フルヤ ソウイチ
FURUYA Soichi
古屋 壮一 所属 松山大学 法学部 法学科 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2010/04 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 債権譲渡法における形式的対抗要件主義の正当化根拠―債権の多重譲渡における債権取引安全の確保の方法について― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 松山大学論集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 松山大学 |
巻・号・頁 | 22(1),468-518頁 |
概要 | 本稿は、ドイツ債権譲渡法における「債権の特定承継原則」(債権譲渡契約の絶対効)から示唆を受けて日本民法467条2項について確定日付説を採るべきことを主張してきた私見を補強するため、確定付説を採用した場合において生じる債権取引の危険性をいかにして回避しうるのか、ドイツ法における議論を参照しつつ検討した。これを参考に、譲渡人が作成および保管している会計帳簿や貸借対照表により、譲渡債権が譲渡人に帰属しているか確認することができないか、本稿においてその可能性を示した。 |