イマムラ ノブヨシ
IMAMURA Nobuyoshi
今村 暢好 所属 松山大学 法学部 法学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/10 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 刑法と行政法の交錯形態に関する一考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 川端博先生古稀記念論文集[下巻] |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 成文堂 |
巻・号・頁 | 下巻,501-527頁 |
概要 | 本稿は、刑法と行政法が交錯する諸領域において、その交錯形態と関係性について研究するものである。行政の現代的変容に伴い行政機関の役割が拡張し、刑法との交錯領域も格段に広まっている。そこで、刑法と行政法が交錯する領域について、[1]行政機関が刑法を用いる場合、[2]行政機関の活動が刑法に該当する場合、[3]私人の行為が行政刑法に該当する場合、の3つに大別し、それぞれにおける刑法と行政法の関係性を論究する論文である。
行政刑法における交錯場面では、行政法理論と刑法理論の衝突が生じ問題となるが、構成要件段階においては刑法が行政法に内包されているので、刑法の行政従属性(行政法理論の優先性)を肯定する一方で、行政刑法上の違法性判断においては、実質的違法性論をはじめとする刑法理論によって判断すべきと結論づける。 |
ISBN | 978-4-7923-5127-4 |