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フルヤ ソウイチ
FURUYA Soichi
古屋 壮一 所属 松山大学 法学部 法学科 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2010/03 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 標題 | ドイツ債権譲渡制度における債権取引安全への配慮に関する覚書―債権の多重譲渡の場合に限定して― |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 松山大学法学部開設20周年記念論文集『法と政治の現代的諸相』 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | ぎょうせい |
| 巻・号・頁 | 117-159頁 |
| 概要 | 本稿は、ドイツ民法398条の「債権の特定承継原則」(債権譲渡契約の絶対効)は、フランス民法1690条の対抗要件主義と異なり、譲渡についての通知または承諾によって債務者を譲渡債権の帰属に関する公示方法とするものではなく、債権取引安全を害する恐れがあるところ、ドイツ債権譲渡制度がこれについてどのような手当をしているのか、同制度に関する文献とドイツの民法学者へのインタビューなどから解明しようとしたものである。手形など有価証券に化体した債権を譲渡契約の目的としていない以上、譲受人が債権取引上のリスクを引き受けるしかないというのがドイツ債権譲渡法を検証した結論であることを、本稿において示した。 |