ミョウショウ ヒロアキ
MYOSHO Hiroaki
明照 博章 所属 松山大学 法学部 法学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2000/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | わが国の判例における積極的加害意思の急迫性に及ぼす影響について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 法律論叢 |
出版社・発行元 | 明治大学法律研究所 |
巻・号・頁 | 72(5),127-176頁 |
概要 | 拙稿「積極的加害意思が急迫性に及ぼす影響について」『法律論叢』第72巻第1号においては、日本及びドイツの学説を検討した上で、判例に関しては、ドイツにおいて挑発防衛が問題になる事例とわが国において積極的加害意思が問題になる事例との間には類似性があるにもかかわらず、紙幅の制約があったため、ドイツの判例だけを検討の対象としたのであった。一方、わが国の判例は、「喧嘩と正当防衛」の問題において、「正当防衛権の拡大の傾向」にあるが、これは重要な問題領域であるので、喧嘩と正当防衛の判例を含めて積極的加害意思の急迫性に及ぼす影響が問題になる事例の検討を留保したのであった。そこで、本章では、喧嘩闘争の場合を含め積極的加害意思の急迫性に及ぼす影響が問題となる事例に関するわが国の判例の展開を検討することとした。
客観的要件から「積極的加害意思」の認定を行う下級審判例の見解が妥当であるという結論に達した。 |