イマムラ ノブヨシ   IMAMURA Nobuyoshi
  今村 暢好
   所属   松山大学  法学部 法学科
   職種   教授
発行・発表の年月 2012/08
形態種別 学術論文
標題 刑法上の業務妨害罪と軽犯罪法上の業務妨害の罪との関係
執筆形態 単著
掲載誌名 松山大学論集
掲載区分国内
出版社・発行元 松山大学
巻・号・頁 24(3),195-220頁
概要 本稿は、刑法上の業務妨害罪と軽犯罪法上の業務妨害の罪との関係について論究するものである。
刑法典とその補充規定としての特別刑法である軽犯罪法で規定される業務妨害に対する罪について、それぞれの行為態様、法的性質、適用範囲について分析をし、両者の区別基準について検討する。両者ともに抽象的危険犯であるとする見解に立つならば、両者は「行為自体の違法性の程度」が区別基準となり、裁判例においても示されているように、侵害の危険性と行為の動機、目的、態様を総合的に判断して、行為の違法性が社会生活上受容できる限度にあるか否かで判断すべきであると結論づける。