エレノア カーソン
Eleanor CARSON 所属 松山大学 人文学部 英語英米文学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 日本人大学生の教授言語に対する好みと期待-外国語としての英語の授業におけるL1 使用に対する態度- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 香川大学教育研究第 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 12号(7),117-128頁 |
著者・共著者 | ◎岩 中 貴 裕,ウィリー イアン,岩 井 千 秋,高 垣 俊 之,
小 西 廣 司, カワモト ジュリア, & カーソン エレノ |
概要 | はじめに
外国語の授業において使用される言語は教授言語(Medium of Instruction:MOI)と呼ばれる。日本 では日本人教師による英語の授業においては、学習者の母語(以下、L1)である日本語がMOI とし て主に使用されてきた。その状況が現在、大きく変わりつつある。 新しい学習指導要領の施行に伴い、平成25 年度から高等学校では英語の授業を英語で教えること が基本となった。つまり目標言語である英語をMOI として使用することが基本となった。この方針転 換は、やがて大学における英語教育にも大きな影響を与えることであろう。平成28 年度からは新し い学習指導要領で学んだ高等学校卒業生が新入生として大学に入学してくる。MOI に対する好みや態 度が旧学習指導要領で英語を学んだ学生とは異なっていると考えられる。 高等学校の学習指導要領の改訂に伴い、大学英語教育も何らかの策を講じていく必要がある。その ためには様々な調査が求められるが、まずは旧学習指導要領で英語を学習した学生と新学習指導要領 で英語を学習した学習者間で、MOI に対する好みや期待が異なっているのかどうかの実態を明らかに していくことが重要であろう。 |