ミョウショウ ヒロアキ
MYOSHO Hiroaki
明照 博章 所属 松山大学 法学部 法学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/08 |
形態種別 | その他 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「警察捜査権調整に関する最近の議論の検討」を受けて |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 第3回 東アジア警察法国際学術会議 |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | 韓国警察法学会 |
巻・号・頁 | 107-127頁 |
概要 | 学術会議において、討論者として、「警察改革―捜査権調整の現状と展望」という報告に対して、日本の現在の法制度を前提とした比較と指摘を行ったが、本テキストは、その報告資料である。
韓国では、2010年の司法改革においても、「捜査権の独立」・「捜査権の調整」(「捜査と起訴の分離」)が議論の主要テーマであり、その背景には、「検察の権限濫用」がある。この問題点は、現在の韓国の制度が、第2次世界大戦終結以前の日本刑訴法(大正11(1922)年5月5日法律第75号)と類似する構造になっている点に起因するものと考えらる。そこで、戦後の日本における警察の「第一次捜査権の確立」の歴史的経緯をご提示し、「捜査と起訴の分離」後における現時点での一般的な刑事手続の運用について情報提供した上で、この問題を考えるために重要と考える点についてご提案した。 |