ミョウショウ ヒロアキ
MYOSHO Hiroaki
明照 博章 所属 松山大学 法学部 法学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/12 |
形態種別 | 研究会報告 |
標題 | 正当防衛の成立要件の判断方法―平成29年最高裁決定を契機として |
執筆形態 | その他 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | 最近「行為者がその機会を利用し積極的に相手方に対して加害行為をする意思で侵害に臨んだとき」(積極的加害意思)に言及した最高裁の判断が下された(最決平29・4・26刑集71巻4号153頁。)。ただし、平成29年最高裁決定は、積極的加害意思という要件を明示しつつ、その要件の認定を経ることなしに、侵害の急迫性を否定していると読める言い回しを採用している。そこで、①平成29年決定は、従来の判例―これは、急迫性の存否において、規範的観点からの検討を行う枠組みとされる―との関係でどのように位置づけることができるのかを考察した上で、②規範的観点からの考慮が必要であるとしても、それを、侵害の急迫性の要件を判断することに伴う不都合性を指摘するとともに、③平成29年決定の示した要件の意味内容について言及した。 |