オウ ゲンセイ
WANG Yuansheng
王 原生 所属 松山大学 法学部 法学科 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2004/10 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 中国のコーポレート・ガバナンスの現状と会社法上の課題(一)-日本法との比較の視点から- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 法学新報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中央大学法学会 |
巻・号・頁 | 111(3・4),265-305頁 |
概要 | 本稿は、実証研究の手法により、中国においてコーポレート・ガバナンス論が生じた背景および株式会社ガバナンスの現状を比較法的に考察することで、中国会社法上のコーポレート・ガバナンス論の課題を明らかにするものである。まず、日米のコーポレート・ガバナンス論をめぐる社会背景との比較を通じて、中国におけるコーポレート・ガバナンス論が生じた背景について検討した。そして、中国における株式会社の支配構造の現状およびこのような支配構造を形成している要因について実証研究の成果を踏まえて明らかにした。このような株式所有・支配構造の下で、国家公務員である官僚が、国家を代表して株式会社に君臨しており、従来の国有企業のガバナンス体制と本質的な違いがないことを明らかにした。 |