ダン ユウヤ
DAN Yuya
檀 裕也 所属 松山大学 経営学部 経営学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | 研究会報告 |
標題 | 量子複雑系の基底エネルギーに関する数理解析(ポスター発表) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 量子論の諸問題と今後の発展 |
出版社・発行元 | 高エネルギー加速器研究機構 |
概要 | 電磁気力によって相互作用する量子多体系の基底状態は、シュレーディンガー作用素に対するスペクトル計算から求めることができる。 そのような量子複雑系の基底エネルギーについて、粒子数に比例した負のエネルギーで下に有界でなければ、安定性が成り立たない。LiebとThirringは1976年、量子系の安定性に基礎を与える不等式を数学的に証明し、 ある予想について述べた。現時点では、その予想は肯定的にも否定的にも決着がついていないが、Dolbeault、LaptevおよびLossによって2008年に示された係数の精緻化が最善の成果であり、Lieb-Thirring予想の解決に向けて多くの研究者が証明の試みに取り組んでいる。 一方、2011年に全く異なるアプローチを提案したRuminの手法に沿ってSolovejらがLieb-Thirring予想の解決を目指している。 本研究は、Rumin-Solovejの手法を基盤としてLieb-Thirring不等式の精緻化およびLieb-Thirring予想の十分条件を提案するものである。 |