ツジ ショウコ
TSUJI Shohko
辻 祥子 所属 松山大学 人文学部 英語英米文学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/05 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 語りなおされる「痣」の物語――ホーソーンからオーウェル、モリソン、ジュライへ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | ホーソーンの文学的遺産 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 開文社 |
巻・号・頁 | 147-170頁 |
概要 | 19世紀半ばのアメリカ・ルネッサンスの担い手の一人であるナサニエル・ホーソーンの短編「痣」は、他作家への影響という点で論じられることが少なかったが、実は、イギリスの作家オーウェルの作品『ビルマの日々』やアメリカの黒人作家トニ・モリソン、そして現代女性作家ミランダ・ジュライの作品に活かされており、痣の暗示する人間の悲しみ、罪、非白人性などの象徴的意味合いが時代と場所を変えて語り直されている。文化の違いを超えて、普遍的な真理が共有されているという点でも注目に値する。
(pp.147~170) 成田雅彦、西谷拓哉、高尾直知、辻祥子、他16名) |