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入学年度
app year
科目名(クラス)
Course Title
単位数
credits
開講期
year
時間割
担当教員名
Instructor(S)
1999~生涯学習論特講Lifelong Leraning
4
通年

川口 仁志

1.サブタイトル Subtitle
Higher Learning in America, 1936(初版) を読む
2.関連する教育諸方針 Course-Related Policies; Diploma and Curriculum Policy
専攻分野に関する学識とスキルを修得し、教育・研究機関、企業、組織などにおいて教育・研究者、高度専門職業人、指導的人物として必要な能力を発揮できる人材の養成を目指す。
3.授業科目のテーマと目的 Theme of the Course
シカゴ大学の学長であった Robert Maynard Hutchins は学習社会について論じた人物として知られていますが、この授業では、彼が米国の高等教育について論じた著作である The Higher Learning in America(英文)を教科書として取り上げ、その記述から、当時の米国の高等教育がどのようなものであったかについて、生涯学習論の視点から考えてみたいと思います。
4.授業科目の内容・具体的な授業計画及び進度 Course Description and Outline
前期の授業は、教科書を日本語に翻訳しつつ、議論をしながら進めます。後期の授業でも、やはりこの教科書を日本語に翻訳しながら、議論をしたいと思います。1年間を通して、割り当てられたかなりの分量の英文を日本語に翻訳しておくことが必要になります。また、最終試験では、基本的な英文読解力と、生涯学習に関する理解と洞察力が問われます。
授業の流れは以下のようなものになります。
第1回目 授業の目的・内容・方法等の説明
第2回目 発表・ディスカッション(1)外部的条件
第3回目 発表・ディスカッション(2)大学の混乱
第4回目 発表・ディスカッション(3)高等教育とは何であるか
第5回目 発表・ディスカッション(4)大学の経済
第6回目 発表・ディスカッション(5)大学と普通教育
第7回目 発表・ディスカッション(6)大学は堕落する
第8回目 発表・ディスカッション(7)革新への障害
第9回目 発表・ディスカッション(8)民衆と大学
第10回目 発表・ディスカッション(9)民主主義と教育
第11回目 発表・ディスカッション(10)大学の自由とは何か
第12回目 発表・ディスカッション(11)科学の進歩と大学
第13回目 発表・ディスカッション(12)教育の諸学説
第14回目 発表・ディスカッション(13)高等教育のディレンマ
第15回目 前期のまとめ 
第16回目 後期授業の内容・方法等の説明
第17回目 発表・ディスカッション(14)教育と研究の衝突
第18回目 発表・ディスカッション(15)大学の職業化
第19回目 発表・ディスカッション(16)職業主義の利害
第20回目 発表・ディスカッション(17)教授は何を教えるべきか
第21回目 発表・ディスカッション(18)ディレンマの各段階
第22回目 発表・ディスカッション(19)青年に対する教育内容
第23回目 発表・ディスカッション(20)普通教育の核心
第24回目 発表・ディスカッション(21)教科書の問題
第25回目 発表・ディスカッション(22)教授方法論
第26回目 発表・ディスカッション(23)大学の活動性
第27回目 発表・ディスカッション(24)高等教育に秩序を与えよ
第28回目 発表・ディスカッション(25)大学における形而上学
第29回目 発表・ディスカッション(26)教育と社会の問題
第30回目 まとめ
5.利用教科書 Textbook(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
The Higher Learning in America
Transaction Pub
Robert Maynard Hutchins(著)
9781560008088
1999
2
6.参考書 Reference Book(s)
No.
書名
(Title)
出版社
(Publisher)
著者
(Author)
ISBN番号
(ISBN)
発刊年
(pub,year)
1
Robert Maynard Hutchins
Book on Demand Ltd.
Jesse Russell(編)、Ronald Cohn(編)
9785511186917
2013
2
Robert Maynard Hutchins: A Memoir
Univ of California Pr
Milton Sanford Mayer(著)、John H. Hicks(編集)
9780520070912
1992
3
No Friendly Voice
Literary Licensing, LLC
Robert Maynard Hutchins(著)
9781258337162
2012
4
Two Faces of Federalism: An Outline of an Argument about Pluralism, Unity and Law
Literary Licensing, LLC
Robert Maynard Hutchins(著)
9781258358716
2012
5
The Conflict in Education in a Democratic Society
Greenwood Pub Group
Robert Maynard Hutchins(著)
9780837156934
1972
※教科書・参考書以外の資料 Materials other than textbooks and Reference Books

7.準備学習(予習・復習) Expected Work outside of Class時間
毎回の授業が開始されるまでに、相当の時間を割いて翻訳を完了しておく必要があります。翻訳は、毎回の授業で割り当てられますので、翻訳文をプリントにして準備しておいてください。
2.0 時間
授業のなかでおこなわれた翻訳文の吟味をふまえて、基本的な用語の意味するところを理解できているか、文章全体として伝えようとしていることを理解できているか、確認をしてください。
2.0 時間


4.0 時間
8.フィードバック Instructor Feedback
学期末試験の採点後、授業のなかで模範解答を示し、理解の不充分だった点についても確認をおこないます。
9.評価の方法・基準 Criteria for Evaluation
翻訳の課題を確実にこなしているかどうか(30%)、教科書の中で問題になっているテーマについて主体的に考え、積極的に議論に取り組んでいるかどうか(20%)、学期末試験(50%)で評価します。
10.学習の到達目標 The Main Goals of Course
教育について英語で記述されている文献について、基本的な用語を理解し、文章の含意するところを理解する能力を身につける。また、米国において高等教育の普及がはかられるなかで、今でいうところの生涯学習の営みが、どのような位置づけにあったのかについて、説明することができる。
11.その他の留意事項について Additional Instractions / Comments to Students
遅刻や欠席をしなければならないときは、事前に理由を明らかにしてください。事由不明の欠席や遅刻については、原則的に認めていません。翻訳は骨の折れる作業ですから、かなりの時間を費やす必要があることも、覚悟しておいてください。


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